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2009年の人気ブログ記事ランキングと年末年始のサポートについて
2009年12月25日金曜日
2009 年 12 月 25 日
Posted by Google Analytics ブログ スタッフ一同
*2009年の人気ブログ記事ランキング
2009 年も残すところあと僅かとなりました。今回は今年度の締めくくりとして、
Google Analytics
による読者の皆様のアクセス数を元にした今年 1 年間の人気ブログ記事ランキングをお届けしたいと思います。
第 1 位
Google Analytics 新機能公開のお知らせ
(2009 年 10 月)
堂々の一位に輝いたのは、モバイルサイト解析対応(現在のところ、一部のパートナー様のみ)やカスタム変数の提供に関するお知らせでした。2009 年を振り返ると、Google Analytics は、多くの新機能をユーザーの皆さまにご提供できた一年でした。ランキングの結果から、多くのユーザー様が新機能を待望されていることがうかがえ、大変うれしく思っております。ところで、本投稿は、US の Analytics ブログと同時に投稿した記事でした。Google Analytics ブログ日本版では、サポート窓口にご質問の多い内容を、ブログで分かりやすく説明する、ということを主軸においてきました。そのため、最新機能に関するお知らせは、
US のブログ
を見て頂くことをお願いする形となってしまいました。しかし、この結果をうけて、2010 年は、日本のユーザーの皆さまにいち早く製品に関する最新情報を、日本語で分かりやすくお届けしていきたいと思いますのでご期待ください。
第 2 位
エクスポートデータの文字化け修復方法
(2007年 10月)
2 位にランキングしたのは、製品上の問題をちょっとした工夫で回避する記事でした。この記事を投稿した当時は、CSV(カンマ区切り)形式で出力したレポートファイルをダブルクリック操作などでそのまま開いた場合、日本語の文字や記号が「文字化け」してしまいましたが、その後の開発により、現在はExcel 形式でエクスポートして頂ければ文字化けしませんので、この場をお借りしてお知らせさせて頂きます。データ活用の幅をさらに広げて頂ければ幸いです。
第 3 位
Overtureのキーワード広告をオーガニック検索と区別する方法について
(2007年 8月)
3 位は、多くのユーザー様から頂くお問い合わせ内容をご説明した投稿でした。検索エンジン上のマーケティング施策を担当されている方にとって、一般の自然検索以外からの流入数がどれくらいあり、キーワード広告のうち、AdWords と Yahoo! JAPAN リスティング広告(旧 Overture)の広告効果を比較することは非常に重要です。自動でトラッキング可能な AdWords と違い、Yahoo! JAPAN リスティング広告は計測するために仕掛けを仕込む必要があり、
URL生成ツール
にどんな項目を入力すればよいかを一緒に解説した点がユーザー様のニーズにあったと考えています。
第 4 位
「目標設定」を使ってコンバージョン数をトラッキングする方法
(2007年12月)
第 5 位
Google カスタム検索エンジンと「サイト内検索」レポート
(2008年11月)
第 6 位
Google Analytics セミナー開催のお知らせ
(2009年9月)
第 7 位
事例紹介: B to B 企業ならではのアクセス解析方法をマーケティングに活かす「村田製作所」
(2009年7月)
第 8 位
メールマガジンのトラッキング方法
(2007年9月)
第 9 位
事例紹介 - キーワード分析で消費者のニーズを掴む、「ディノス」の Google Analytics 活用法
(2009年6月)
第 10 位
Google Analytics のトラッキングコードが新しくなりました
(2009年12月)
(投稿タイトル/投稿時期)
以上、ランキングの発表でした。いかがでしたでしょうか?皆様が気になった記事はランキングにございましたでしょうか?
*年末年始のお客様サポートのお知らせ
2009 年 12 月 29 日(火)から 2010 年 1 月 4 日(月)までの年末年始の Google Analytics へのお問い合わせにつきましては、年明け 1 月 5 日(火)よりご回答を再開させて頂きます。通常よりもお待たせする場合がございますが、予めご了承ください。期間中のご質問につきましては、以下のページをご参照いただきますようお願いいたします。
Google Analytics
ヘルプセンター
http://www.google.com/support/analytics/
公式ブログ
http://analytics-ja.blogspot.com
AdWords
ヘルプセンター
https://adwords.google.co.jp/support/
オンラインセミナー
http://www.google.co.jp/adwords/start/edu.html
学習ビデオ
http://www.youtube.com/user/GoogleJapanMarketers
その他、Google サービス全般
ヘルプセンター
http://www.google.co.jp/support/
さて、本年度は Google Analytics ブログをご愛顧いただきありがとうございました。2010 年も皆様のお役に立てるよう投稿を続けていきますので、今後とも Google Analytics ならびに Google Analytics ブログを、よろしくお願いいたします。
Google Analytics ブログ スタッフ一同
Google Analytics 新機能公開のお知らせ
2009年12月8日火曜日
2009 年 12 月 8 日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス
* アノテーション
アノテーション機能はウェブ サイトに関わる重要なイベントにマークとメモをつける機能です。例えばウェブ サイトで新たなサービスを公開した日や、広告キャンペーンを開始した日に、アノテーション機能を使用してメモを追加しておくことができるので、既に公開しているインテリジェンスのアラート機能と組み合わせて、トラフィックの変化要因をより詳細に察知することができます。
[クリックすると画像が大きくなります]
またアノテーションで作成したメモは、プロファイルへアクセスできる全てのユーザーと共有することが可能なので、社内の異なる部署が実施した施策もメモを通じて確認することができます。詳細な操作方法につきましては下記の動画(英語)をご覧ください。
* カスタム変数をアドバンス セグメントに追加
カスタム変数は 10 月の公開時にはレポートの [ユーザー] セクションの [カスタム変数] レポートでしか確認することができませんでしたが、今後は
アドバンス セグメント
機能のディメンションとして使用することが可能になりました。
これによりサイトのトラフィックをカスタム変数の値で切り出し、複数の値を比較したり、他の条件を追加したりすることができるので、より詳細なデータ解析が可能になります。
* カスタム変数をカスタム レポートに追加
アドバンス セグメントと同様、
カスタム レポート
でもカスタム変数を使用できるようになりました。これにより Google Analytics で使用しているほとんど全ての指標をカスタム変数でセグメント化することが可能になります。
*トラッキングコードの新しい設定用ウィザード
Google Analytics をサイトに導入する際、全てのページにトラッキング コードを設置する必要がありますが、サイトが複数のドメインで構成されていたり、広告キャンペーンのトラッキングに独自のパラメータを使用しているなど、サイトのタイプや分析手法によっては標準のトラッキングコードをカスタマイズする必要があります。
今までこれらのカスタマイズは、ヘルプ ページを参考に手動で行っていただいていましたが、この新しいウィザードで設定オプションを選択すれば、適切なトラッキング コードを自動的に生成できます(この機能は既に全てのアカウントでご利用いただけます)。
* Analytics API の新しいバージョン
まもなく Google Analytics の API に関する幾つかの新しい機能を公開する予定です。この新しい機能にはアドバンス セグメントのサポートや、
10 月に公開した機能
に含まれる、データのディメンションや指標が含まれる予定です。
ご紹介した機能は今後数週間の内に全てのアカウントご利用いただける予定となっておりますので、今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。
Google Analytics のトラッキングコードが新しくなりました
2009年12月7日月曜日
2009 年 12 月 7 日
Posted by 江 建 オンラインビジネス ソリューション
このたび Google Analytics では、新しいトラッキング方法として、非同期トラッキングコードスニペットをご提供することになりました。
この新しいトラッキングコードβ版は、すべての Google Analytics ユーザーの皆さまにご利用頂けます。
なお、今までのga.js トラッキングコードをそのまま継続してサポートさせて頂きますので、新しい非同期トラッキングコードを必ずお使い頂く必要はございません。しかしながら、以前のコードと新しいコードの両方を混在して利用されますと、レポートデータが正確に集計できませんので、あらかじめご注意ください。
また e コマース レポートや複数ドメイン用のカスタマイズ、イベント トラッキング等でオプションの関数を導入している場合、非同期トラッキングコード用の関数へ変更が必要になるのでご注意ください。詳細につきましてはこちらの
Google Code のヘルプセンター(英語)
をご覧ください。
新しい非同期トラッキングコードは、ga.js トラッキングコードで計測可能なデータセットと同様のものを得ることができます。
両者の唯一の違いは、計測対象ページへの挿入場所です。従来のga.js トラッキングコードの場合、body セクションの最後に挿入することをご推奨しておりました。一方、新しい非同期トラッキングコードは、他のJavaScript コードの読み込みが完了しなくても正常にロードできるため、HTMLファイル内の head セクション内に記述することが可能です。
ページ末尾に入れる ga.js の場合、ページの読み込みに時間がかかると、り離脱したセッションを正確に計測できないという不都合がありましたが、新しいトラッキングコードではそのような懸念がなくより正確なデータを計測できるため、ぜひ多くのユーザーの皆さまにご利用頂ければと思います。
詳細につきましては、
Google Analytics のヘルプセンター(英語)
および
Google Code の Asynchronous Tracking(英語)
を合わせてご覧ください。
インテリジェンスとカスタム アラート
2009年11月30日月曜日
2009 年 11 月 30 日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス
10 月 21 日に公開した インテリジェンスとカスタム アラートは、ウェブサイトのトラフィックの増減をモニターし重要な変化を自動的に検出する機能です。
インテリジェンスはユーザー数、直帰率、コンバージョン率などの指標や閲覧開始ページ、参照サイト、地域ごとのセッション数などのディメンションの変化を日別、週別、月別で自動的にモニターすることができます。例えばある参照サイトから訪問したユーザーの直帰率が高くなると、インテリジェンスはこの変化を察知してアラートを作成します。アラートから特定のサイトの直帰率が高まったことが分かるので、例えば掲載しているバナーの配置やリンク先ページの変更が原因であると推察することができますが、アラートなしでは直帰率の変化自体に気が付かないかもしれません。
カスタム アラートは、キーワード広告から訪問したユーザーのカート放棄率のようにウェブ サイトやキャンペーンなどの目的に合わせて、任意の指標と閾値を設定することができます。またアラートはメールで受け取ることも可能です。
[クリックすると画像が大きくなります]
* アラートの仕組み
インテリジェンスはサイトの過去のトラフィックを解析して、トラフィックの傾向を特定します。その傾向をもとに予測した数値と現状のトラフィックと比較をおこない、数値に違いがあった場合アラートを作成し、差異の大きさによってアラートの重要度を決定します。
*インテリジェンスの使用方法
左ナビゲーションから [インテリジェンス] をクリックするとレポートを表示できます。アラートは日別、週別、月別で確認するこができます。画面上部の折れ線グラフの下にある緑色のバー(自動アラート)をクリックすると、アラートの詳細をディメンションまたは指標で表示することができます。カスタム アラートは青色のバーで表示されます。
*カスタム アラートの作成方法
例えば特定の地域で、ウェブサイトと連動した看板による広告キャンペーンを展開したとします。下記の例のように、地域を条件にカスタム アラートを作成すれば、このキャンペーンがトラフィックに与えた影響を簡単にモニターできます。
同時に [低下の割合 % 以上] を条件にカスタム アラートを作成すれば、キャンペーンが悪い影響を与えた場合も察知することができます。
カスタム アラートは [アラートのテンプレート]をベースに作成することもできます。カスタム アラートの作成方法が不確かな場合は、テンプレートを [コピー] して設定内容を確認しながら、任意の条件を加えてみてください。コピーしたアラートは、編集後に任意の名称で保存することもできます。
その他、ご不明な点があれば、こちらの
ヘルプ センターの記事
をご覧ください。
アドバンス テーブル フィルタの活用例
2009年11月24日火曜日
2009 年 11 月 24 日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス
アドバンス テーブル フィルタは、以前から多くのユーザーの皆様よりご要望いただいておりました、解析作業を効率化するレポートのデータ テーブルに付属した機能で、
10 月 21 日に公開した一連の新機能
の中でも使用頻度の高い機能になると思われます。
[クリックすると画像が大きくなります]
このフィルタ機能を使うと任意の条件にマッチしたエントリをデータ テーブルへ表示できるので、データをエクスポートして表計算ソフトで加工する必要があった作業も、レポート画面上で処理することができます。またフィルタはレポート画面を確認しながら設定できるので、アドバンス セグメントやフィルタ機能のように作成画面に移動する必要はありません。非常に簡単な操作で必要なデータのグループのみを確認できるようになります。
例えば、下記の動画 (英語) で直帰率が低く (30 % 以下) 25 セッション以上のキーワードのみをデータ テーブルに表示する為の操作例をご紹介しています。この例のように、簡単な操作で質の高いトラフィックをもたらすキーワード群を抽出できますので、データ テーブルを使用したデータ解析の効率が格段に向上できるでしょう。
さらに、下記に 3 つほど活用事例をご紹介します。
1.ブランド指名を除いたキーワードの調査
キーワードレポートから、ブランド指名を除いた検索キーワードを簡単に確認することができます。例えばグーグル グッズを販売しているウェブ サイト Google Store で「shirts」を含み、ブランド名「Google」を除いたキーワードをフィルタリングする場合、以前は正規表現を使用する必要がありました。
フィルタ キーワード: [次の文字を含む] ^(?=.*shirts)(?!.*(google)).*
しかし、アドバンス テーブル フィルタを使用すれば、フィルタ設定画面でディメンションから [キーワード] を選択し、「shirt を含む」 + 「google を含まない」という条件を選択するだけで同じ結果が得られます。
また、このフィルタの設定内容は簡単に編集できるので、条件を変更したり、削除したりすることもできます。
2.閲覧開始ページのパフォーマンスを直帰率で評価
[閲覧開始ページ] レポートで、パフォーマンスの悪いランディング ページを調査するために、データ テーブルを直帰率で並べ替えると、多くの場合データ テーブルの上位は閲覧開始数が「1」のランディング ページに占められてしまい、閲覧開始数が多く直帰率の悪いページを確認することができません。
しかし、アドバンス テーブル フィルタを使用すると、直帰率の高いページから閲覧開始数の少ないものを除いたエントリを、データ テーブルに表示することができます。下図の例では、閲覧開始数 50 以上を条件にフィルタを設定しています。
3.上位のコンテンツを、$ インデックスで並び替える
$ インデックス
はページのコンバージョンへの貢献度を測る際に、有効な指標です。コンバージョンしたユーザーが訪問中に閲覧した各ページには、目標値や 売上げ等に準じて $ インデックス が付与されます。
この $ インデックスで [上位のコンテンツ] のデータ テーブルを並び替えると、先ほどの直帰率のケースと同様に、ページビュー数の少ないページにデータ テーブルの上位が占められてしまいます。
しかしこの場合も、アドバンス テーブル フィルタでページビュー数の少ないページを除外することで、調査の効率を高めることができます。また特定の URL を対象に条件を追加することもできるので、チェックアウト プロセスやサンクス ページをレポートから除いて、より効果的なデータへ絞り込むことも可能です。
いかがでしたでしょうか ? 上記の例を参考にしていただき、皆様の解析作業にご活用ください。
コンバージョンの目標数と目標タイプの拡張機能を公開しました
2009年10月22日木曜日
2009 年 10 月 22 日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス
10 月 21 日に Google Analytics のコンバージョンの目標数と目標タイプの拡張機能を公開させていただきました。目標数はプロファイルあたり最大 4つだったものを、 20 まで設定できるようになりました。また目標タイプには現行の「URL へのアクセス」に加えて「サイト滞在時間」、「平均ページビュー数」を選択できるようになりました。
*コンバージョンの目標数
いままでプロファイルあたりの目標を5つ以上設定するには、
複製したプロファイル
に 5 つ目以降の目標を設定する必要がありましたが、今回の機能拡張によって、各プロファイルに含まれる 4 つの目標セットごとに 5 つまで(計 20 まで)設定することができます。
例えば 12 の異なる商品カテゴリを持つ E コマースサイトで、カテゴリごとの特色を解説したページをステップに加えて、購買プロセスの傾向の違いを確認するような場合、いままでは 3 つのプロファイルが必要でしたが、これからは 1 つのプロファイルに全ての目標を設定することができるようになります。
[クリックすると画像が大きくなります]
目標のセットは、コンバージョンをタイプ別に分類する際に便利な機能です。例えば、ダウンロード、会員登録、E コマースのサンクスページ等がそれぞれ複数ある場合や、ブランディングとリードジェネレーションなどのプロモーション毎に異なる目標が複数あるような場合に、目的別に目標のセットに割り当てることができます。
*コンバージョンの目標タイプ
目標 タイプには既存の「URL へのアクセス」と新たに追加された「サイト滞在時間」、「平均ページビュー数」があります。この新しい2つの目標タイプは、ブランディングに特化したサイトやプロモーションのように、Eコマースのトランザクション数や会員登録数などでは評価が難しい場合に適しています。
例えばブランディングキャンペーンを展開しているサイトで、キーワード広告の効果をはかる場合に、10 分以上滞在や、3 ページ以上閲覧などの基準を設けて広告の効果をキーワード毎に評価することができます。また サポート系のコンテンツの場合、滞在時間を 5 分以下に設定して、適切に問題解決を促しているかどうかという視点で評価を行うことも可能です。
既存のレポートでも、キーワード毎の平均滞在時間や平均ページビュー数を確認することはできますが、キャンペーンの目的を達成した訪問の割合がわからなければ広告を正しく評価するとは困難です。
新しい目標タイプをつかうことで、基準に達した訪問の割合(コンバージョン率)や数を簡単に把握することができるのでキャンペーンの効果を正しく評価することができます。
※ 尚、この新しい目標タイプで記録されたコンバージョンデータはリンクしている
AdWords アカウントにインポート
することができるので、サイトへの関心度を基準にして広告キャンペーンを確認して、潜在的な見込み客やブランドへの関心の高いユーザーが利用するキーワードの評価をおこなえるようになります。
*関連記事
- 目標設定を使ってコンバージョン数をトラッキングする方法
http://analytics-ja.blogspot.com/2007/12/how-to-set-up-goal.html
- 目標到達プロセスと正規表現
http://analytics-ja.blogspot.com/2008/02/how-to-set-up-funnels-and-tips-for.html
Google Analytics 新機能公開のお知らせ
2009年10月21日水曜日
2009 年 10 月 21 日
Posted by Dai Pham, Google Analytics チーム
本日、Google Analytics より複数の新機能を公開させていただきましたのでお知らせします。既存機能を拡張したものや、ウェブサイト独自の解析手法に Google Analytics を適用させるためのフレキシブルな新機能に加えて、まったく新しい Analytics インテリジェン ス レポートもございます。
*解析機能の強化
ヘビーユーザーの皆様より以前からご要望いただいていた、データの操作性と解析性能の向上を目的に機能拡張をおこないました。下記にご紹介するのは、すでにご利用いただいている機能を強化したものになります。
コンバージョンの目標設定機能の拡張:
コンバージョンの目標にユーザーのロイヤリティ高さやブランドへの理解度を測るための目標タイプが、新たに 2 つ加わりました。新しい目標タイプはサイトの滞在時間と訪問中のページビュー数を条件にコンバージョンの目標を設定することができます。また 1 プロファイルあたりの目標数を現在の 4 つから 20 まで拡張しました。新しいコンバージョンの目標設定の詳細につきましては下記の動画をご覧ください。
携帯アクセス解析機能:
Google Analytics がモバイルサイトとモバイルアプリケーションをトラッキングできるようになりました。今後はモバイルを利用したマーケティング施策の正確な測定が可能になります。携帯用コンテンツを訪問したユーザーのデバイスが JavaScript を実行するか否かに関係なく、携帯電話を含む全てのインターネット対応デバイスからのアクセスを記録することができます 。
現在のところ、この機能はパイロット版として特定のパートナー様のみご利用いただいておりますが、今後数週間の内に、全ての広告主様でご利用いただけるようになる予定です。より詳細な情報につきましては今後ご案内させていただきますので今しばらくお待ちください。
高度なレポートデータの解析機能:
アドバンス テーブル フィルタ機能はレポートのデータテーブルの表示を、効率的に絞り込むためのフィルタリング機能です。
ピボット、セカンダリ ディメンション
は今年の前半に公開した機能で、既にご利用いただいているユーザーの方々も多いかと思います。セカンダリーディメンションを使用すると、都市とキーワードの組み合わせ別にサイトの収益を見ることができます。つまりボストンで" ビーンバッグ" と検索したユーザーからサイトが得た収益を確認する事ができるのです。さらにピボット機能を使用して参照元を軸にする事で、収益を検索エンジン別の都市とキーワードの組み合わせまでブレイクダウンすることができます。詳細につきましては
こちらの動画
(英語)をご覧ください。
これらのデータテーブルの操作に関する機能に加えて、新たにアドバンス テーブル フィルタ機能を公開しました。この機能は、複数の指標を条件にデータを絞り込むことができます。下記の動画(英語)では、数千種類のキーワードの中から、直帰率が 30 % 以内で 25 セッション以上のキーワードのみフィルタリング手順をご覧いただけます。
これら 3 つの機能をご利用いただくことで、表計算ソフトを使用することなく、レポート画面上で高度なデータ解析が可能になります。
ユニーク ユーザー 指標:
カスタム レポートの各ディメンジョンで使用できる指標としてユニーク ユーザー が加わりました。これより様々なセグメントで、何人のユニークユーザーが(ユニークなCookie が)含まれているかを把握することができます。
*高い自由度
ウェブサイトにはそれぞれ独自の解析手法があるとおもいます。サイトごとのニーズに合わせたカスタマイズが必要な際に便利にご利用いただける機能を、下記に 2 つご紹介します。
トラッキング API
に追加された マルチ カスタム変数と、
カスタム レポート
と
アドバンス セグメント
の共有機能です。
マルチ カスタム変数:
マルチ カスタム変数はGoogle Analytics をカスタマイズする強力で自由度の高い機能で、サイト独自の重要なデータ収集に適しています。これは既存の _setVar() 機能、ユーザー定義用のカスタム変数を拡張させたもので、ユーザー、セッション、ページの各レベルで定義をおこなうことができる機能です。
このカスタム変数を使ってトラフィックをユーザー属性(例:会員 vs. 非会員)、セッション属性(例:ログイン vs. 非ログイン)、ページレベル属性(例:スポーツカテゴリを閲覧)で定義をおこない、ユーザーのサイトでの行動や、ページでのインタラクションを分類してトラッキングすることができます。
この非常に強力なカスタマイズされたトラッキング機能によって、フレキシブルでより高度な解析を実現できます。マルチ カスタム変数はまもなく全てのアカウントでご利用いただけるようになります。詳細につきましては
こちらのページ
(英語)をご覧ください。
カスタムレポートとアドバンス セグメントの共有:
すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、
以前ご案内
したカスタム レポートとアドバンス セグメントに加わった
新しい管理機能と共有機能
をご利用いただけるようになりました。
例えばセールス向けに作成したカスタムレポートがあるとします。このレポートは Google Analytics をお持ちの方であれば、URL によって簡単に共有したり、他のアカウントやプロファイルにレポートのテンプレートをインポートしたりすることもできます。また、アドバンス セグメントとカスタム レポートは特定のプロファイルにおいて共有するか、共有しないかを選択することもできます。
*インテリジェント
Google Analytics にトラフィックの注目すべき変化をお知らせする機能が加わりました。これは多くの皆様からご要望いただいていた新機能です。
Analytics インテリジェンス:
この Analytics インテリジェンスは日次、週次、月次などの期間において、指標やディメンションのパターンに顕著な変化があった場合に自動アラートでお知らせします。例えば、YouTube からのトラフィックが先週の火曜日と比較して 300% に増加したことや、バージニアからの直帰率が 2 週間前と比較して 70% 低下したことなどをインテリジェンスが知らせてくれます。
皆様がレポートをモニターして、トラフィックの変化を詳細に調査する代わりに、インテリジェンスが最も重要だとおもわれる変化要因に関わる情報をピックアップするので、短い時間でトラフィック状況に関する洞察を得ることができます。このように問題点を特定する手間を軽減させることで、具体的な施策の実行へ注力できるようになります。
カスタム アラート
はモニターしたい任意の指標やディメンションを対象にアラートを作成する機能です。日次、週次、月次の期間を対象にして、異なる指標やディメンションをトリガーにアラートを設定することができます。またアラートはレポート画面上だけでなくメールで通知することができます。
こちらの動画でインテリジェンス機能の詳細をご覧いただけます。この機能は今後数週間のうちに皆様のアカウントでご利用いただけるようになる予定です。
以上の機能紹介とは別に、今後より詳細な記事を投稿する予定なので、どうぞご期待ください。
追記: もうひとつお知らせしたいニュースがあります。Google ウェブサイトオプティマイザーでも新しい機能を公開させていただきました。Website Optimizer API の詳細につきましては、
Google Website Optimizer
ブログ(英語)でご確認ください。
Google Analytics 認定コンサルタント - アユダンテ株式会社のご紹介
2009年10月20日火曜日
2009 年 10 月 20 日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス
すでにご存知の方もいらっしゃるとおもいますが、2009 年 9 月 17 日にウェブと携帯サイトのマーケティングコンサルティングを行う
アユダンテ株式会社
が
Google Analytics 認定コンサルタント
(Google Analytics Authorized Consultant ) に日本で初めて加わりました(
アユダンテ株式会社のプレスリリース
はこちら)。
Google Analytics はウェブサイトに関わる様々なデータを解析できるプラットフォームとして皆様にご利用いただいていますが、解析結果を有効に活用するコンサルティングや、導入にあたってのアドバイス、トレーニングの実施など、皆様からご要望いただきながらもサービスとして提供できない要素もございます。
Google Analytics 認定コンサルタント プログラムでは、グーグルによる十分な審査を通過し、厳格な資格基準を満たしたパートナー企業から皆様へこれらのサービスを提供させていただきます。またパートナー企業へはグーグルから Google Analytics の最新機能や情報の提供など様々な形でサポートを行います。
Google Analytics 認定コンサルタント プログラム参加へご興味をお持ちの企業様は
こちらのページ
(英語)をご覧ください。
複数ドメイン設定をおこなわずにレンタルカートをトラッキングする方法
2009年10月7日水曜日
2009 年 10 月 7 日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス
Google Analytics で異なる複数のドメインで構成されたサイトをトラッキングするには、
トラッキングコードのカスタマイズとリンクへの関数の設置
が必要になります。このカスタマイズはレンタルカート( ASP 型 決済システム)を導入しているE コマース サイトでご利用いただく場合が多いようです。
このレンタルカートを使用した場合のコンバージョン データに関して、ユーザーの皆様からはよく下記のようなお問い合わせを頂戴します。
*よくあるお問い合わせ
「コンバージョンレポートではコンバージョンが記録されているのですが、検索エンジンごとのコンバージョンの情報を取得することができずに困っています。」
「キーワードごとのコンバージョン率が表示されません。参照サイトレポートを確認したところ、全てのコンバージョンが自社サイトのドメインから発生していました。」
これは複数ドメイン用の設定の誤りや、レンタルカートのサーバーの設定に起因して、ユーザーの参照情報(検索エンジンの種類や、使用したキーワード等)とコンバージョンを関連付けできない場合に発生する現象で、原因を特定した上でソースコードを書きなおしたり、サーバーの設定を変更したりすることが困難な場合も多いようです。
ということで今回は、複数ドメイン用のカスタマイズそのものを行わずに、レンタルカートのオプションを利用することで、コンバージョンと参照情報を正しく関連付ける方法をご紹介します。
*トラッキングが困難な場合の次善策
レンタルカート サービスには、トランザクションの処理を終えた後、リダイレクトなどの方法で自社サイトのページを表示するオプションがついている場合があるようです。このオプションを有効にして、決済が終了したユーザーが戻ってきた自社サイトのページを、コンバージョンの目標ページに設定することで、複数ドメインのカスタマイズをおこなわずに、参照情報とコンバージョンを正しく関連付けることができるようになります。
[クリックすると画像が大きくなります]
*目標到達プロセスで放棄率を確認
この次善策では
目標設定
オプションの
目標到達プロセス
を使用して、ユーザーが ASP 決済システム内のどのステップで放棄しているかを特定する事は出来ませんが、ASP へ移動する際のリンクに関数を設定し、
クリックを仮想 URL として記録するカスタマイズ
を施すことで、商品詳細 → 決済システムの最初のページ → コンバージョン ページまでの遷移をトラッキングして放棄率を確認することも可能です。
なお、この次善策を有効に働かせるには、
セッション
を維持させる必要があるため、(a) 自社サイトとコンバージョン ページが同じ種類のブラウザで表示される事、(b) コンバージョン ページを表示する前に、自社サイトを表示しているブラウザを閉じない事 が条件になります。
例えば、コンバージョンページが表示される前に、メールによる認証プロセス等で一度ブラウザを閉じる可能性があるような場合は、コンバージョンと参照元を正しく関連付けることはできないのでご注意ください。また、ユーザーがASP へ移動してから 30 分以内にコンバージョンページを表示できない場合もセッションがタイムアウトしてしまうため、参照元を正しく記録できません。
Google Analytics セミナー開催のお知らせ
2009年9月7日月曜日
2009 年 9 月 7 日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス
10 月 14 日にGoogle Analytics のセミナーを
株式会社インプレスジャパン
様の主催で開催いたします。今回はトラフィックデータを様々な条件で絞込むことができる、アドバンス セグメントを使い、ユーザー像の明確化とサイト改善の取り組み方について、実際の事例をもとに解説いたします。また Google Analytics の新機能の解説や、参加者の皆様からお寄せいただいた質問に回答させていただくパートもございます。
お申込み方法や、セミナーの詳細情報につきましては、
こちらのページ
をご参照ください。皆様のお越しをお待ちしております。
キーワード最適化のための各種ツールのご紹介 - 広告の表示機会を増やすためのヒント -
2009年8月24日月曜日
2009年 8月24日
Posted by 江 建 オンラインビジネス ソリューション チーム
Google Analytics のデータを利用すると、サイトの訪問者が使用したキーワードの中からパフォーマンスの良いものを探し、コンバージョン率の高いキーワードにより多くの予算を投じて広告の効率化をはかることができますが、もしキーワードリストを拡張するとしたらどうすればよいでしょうか?
本投稿では、広告主様のキャンペーンを最適化するために、Google Analytics およびその他各種ツールをどのように活用するか説明したいと思います。
(1)
Google Analytics のキーワードレポートから
パフォーマンスの良いキーワード(英語)
を確認するには、「トラフィック」セクションの「キーワード」レポートより、コンバージョンタブに切り替え、データ表示を「テーブル」から「比較」に変更します。すると、下図のとおり、各キーワードのコンバージョン率がサイトの平均と比較して上か下かを簡単に確認することができます。
(2)
現在 AdWords キャンペーンで利用していないキーワードを抽出するには、ウェブサイトの URL と (1)で探したキーワードを
キーワード最適化ツール
に入力します。推奨されるキーワードは、リンク先のウェブサイトの内容と定義したキーワードに合致しており、さらにGoogle 検索で実際に使用された検索キーワードと照合された結果であるため、ご参考にしていただけるでしょう。
・関連ブログ
キーワード最適化ツールが日本でも利用可能になりました
(3)
インタネットユーザーが調べていることや地理的に最も効果が良い地域を調べるには、
Google Insights for Search
と(2)で得たキーワードを組み合わせて利用するのもいいでしょう。
・関連ブログ
Google Insights for Search - インターネットで時代の流れを読み解く -
なお、関連キーワードや急上昇キーワードを特定するために、Google Analytics のキーワードレポートで調べたパフォーマンスの高いキーワードを直接 Google Insights for Search に入力することもできます。これは、検索トレンドを常に把握することによって、キーワードリストを拡張するのに便利です。
以上、費用対効果を改善するためのツールの利用方法のいくつかの例をご紹介させていただきました。これらを使って、本日から広告の表示機会を増やすためにキーワードを増やして、潜在的な顧客を集客できるように、ぜひ最適化を行ってみてください。
AdWords 広告キャンペーン レポートとアカウントの連携に関する、よくあるご質問
2009年8月6日木曜日
2009 年 8 月 6 日
Posted by 江 建 クライアントサービス
Google Analytics アカウントをAdWords アカウントと
リンク
すると、[トラフィック] セクションの [AdWords 広告キャンペーン] レポートに AdWords の費用データをインポートすることができます。
AdWords 広告を掲載しているにもかかわらず、リンクしてもデータが表示されない場合、
費用データ
(英語)、
自動タグ
、
トラッキングコード
のいずれかの設定に原因があります。この原因を特定するには管理画面やウェブサイトの何を確認すればよいのか、下記にパターン別にご紹介したいと思います。
A) 費用データが有効で自動タグ設定が無効の場合
費用データが有効でも自動タグ設定が無効の場合、AdWords 広告経由のセッションデータは、「organic」または「referral」メディアとして表示されるので、[トラフィック] セクションの[全ての参照元] レポートでは、google / organic に自然検索と合算で集計されるか、デフォルトの状態では検索エンジンとして認識されない検索パートナーの場合は(例:goo 検索)、search.goo.ne.jp / referral などとして集計されます。
[クリックすると画像が大きくなります]
Google のコンテンツネットワークに配信された広告を経由して来訪したトラフィックは、自動タグ設定が有効であれば、下図のとおり「トラフィック」セクションの「キーワード」レポートに (content targeting) エントリとして集計されます。
もし、自動タグ設定が無効の場合、http://googleads.g.doubleclick.net が参照元になるため、[全ての参照元] レポートでは googleads.g.doubleclick.net / referral として集計されますのでご注意ください。
[トラフィック] セクションの [AdWords 広告キャンペーン] の [クリック数] タブには、AdWords に関する情報は表示されません。
B) 費用データ無効で自動タグ有効の場合
AdWords 広告経由の訪問は、[トラフィック] セクションの [全ての参照元] ではgoogle / cpc として集計されます。
[トラフィック] セクションの [AdWords 広告キャンペーン] の [クリック数] タブでは、AdWords 広告経由の来訪は一つにまとめられるため、AdWords 経由のセッションの総数はトラッキングできますが、個々のキャンペーンレベルまでの詳細を確認することができません。
C) 費用データと自動タグがどちらも無効の場合
前述の (A) と同じです。
*関連リンク
自動タグ設定を有効にする方法
AdWords の費用データをインポートする方法
D) ランディングページにトラッキングコードが未挿入の場合
前述した諸設定に起因した問題ではなく、そもそもランディング ページ のトラッキングコードの記述が正しくない、または未挿入のため、AdWords 広告からの訪問を記録できない場合があります。
確認方法は[コンテンツ] セクションの [上位のコンテンツ] レポートにアクセスし、下図の太枠で囲んだ検索ボックスに、広告の飛び先であるランディングページのURLを入力し、フィルタにかけてください。
レポートに [このレポートのデータはありません。] と表示される場合、トラッキングコードが挿入されていませんので、ブラウザのメニューで [ソース] を選択して、コードを確認してください(サイトのソースコードの確認方法)。
事例紹介: B to B 企業ならではのアクセス解析方法をマーケティングに活かす「村田製作所」
2009年7月23日木曜日
2009 年 7 月 23 日
Posted by Analytics チーム
村田製作所
は、これまでユニークなテレビCM や新聞広告で知名度を高めてきました。ウェブサイトでは、企業イメージの発信だけでなく、業務や製品の詳細な情報を伝えられます。B to B 企業として、顧客企業に向けて専門的な情報を届けられることも、ウェブサイトの利点。08 年にはリニューアルし、同時にGoogle Analytics を導入しました。広報部企業広報課の高橋正嗣氏に、B to B 企業ならではのアクセス解析方法、社内におけるデータの活用方法について、伺いました。
村田製作所のウェブサイトのトップページ
。ページの幅や色にもこだわってリニューアルしたと、高橋氏。運用面も合わせてリニューアルして、情報発信の効率化を図っています。
村田製作所は、1944 年に創業した電子部品の開発、製造、販売企業。生産品目には、主力商品のセラミックコンデンサのほか、センサやフィルタ、コネクタなどがあります。
Google Analytics の導入でPDCA サイクルを作る
「リニューアルの目的は、ウェブサイトをマーケティングやグローバルブランディングの中心に据えることです。マーケティングを売り上げに結びつけるには、PDCA サイクルを作ることが必要。そのためにアクセス解析ツールは不可欠です。複数候補から検討し、Google Analytics を選びました。選んだポイントは3 点。無料であること、高機能であること、市場シェアが高いことです」(高橋氏)
高橋氏は、リニューアルにより、ウェブサイトと営業部門を連携させたいと考えました。そのために、ウェブサイトの利用状況を可視化できるGoogle Analytics は、強力なツールです。
「機能面で注目したのは、サイト利用の道筋がわかりやすく、ビジュアルにレポートを表示できることですね。私自身わかりやすいし、他部門の担当者も説得しやすいです。また、情報を活用してほしい部門には、IDとパスワードを渡して、直接解析結果を見てもらっています。閲覧者ごとの権限を詳細に設定できるところも便利ですね」
村田製作所は売り上げの75 %を海外で占めるグローバル企業。海外拠点のサイトもリニューアル中で、Google Analytics を導入予定です。
「海外のローカル拠点と連携しながら、情報を集計・分析するためにも役立つツールだと考えています。一年後には、グローバルに、製品ごとの比較、前年との比較などが出せる予定です」(高橋氏)
解析結果を新規顧客の獲得へつなげる
Google Analytics の導入により、サイト利用者の姿が見えてきました。
「解析結果を見ると、利用者の多くは、品番検索で製品ページを見ていること、そして滞在時間が短いことがわかります。ページへ来る経路としていちばん多いのは、ブックマークです。これらのことから、技術者の方が製品ページを登録し、開発に必要な部品の仕様などを見る目的で、アクセスしていると推測されます」(高橋氏)
ウェブサイトで情報を一方的に発信するだけでは、営業ツールとして活かせません。アクセス解析すれば、どこから、どの商品へアクセスがあるのか数値化できるので、営業部門へ有用な情報として提供できます。
「新規顧客を開拓する営業部門からは、細かい情報を知りたいという要望がありました。商品のアクセス経路が分析できれば、既存の大口顧客以外に、新規市場の開拓も効率的に行えるからです」(高橋氏)
一方で、ウェブサイトの改善ポイントも見えてきました。
「リピーターの数が圧倒的に多いため、新規の訪問者を獲得すべきと考えています。それには、コンテンツの充実が必要。例えば、社員の顔が見えて親しみのあるコンテンツを作って、より多くの方に訪れてもらいたいですね」(高橋氏)
[クリックすると画像が大きくなります]
Google Analytics で「新規ユーザーとリピーター」の前年同月比較を表示。「数値的には前年をすべて上回ってますが、今後はいかに新規訪問者の割合を増やしていくかが課題であることが読み取れます」(高橋氏)
村田製作所は、CSR も積極的です。小中学生を対象に行う電子工作教室や、全国の学校をまわって科学の楽しさを伝える活動を行っています。
「これまで、イベントを開催しても、どのような経路で応募されているのか、把握しきれていませんでした。解析結果を見れば、どのような経路で申し込みページにアクセスし、訪問者のうちどれくらいが実際に申し込んでいるのかなどの情報がわかります。また、どの位置にバナーを付ければ、アクセスしてもらいやすいのかなども、今後は探っていきたいです」(高橋氏)
アクセス解析の結果を全社的に活用する
解析結果の社内へのフィードバックは、まだ試行錯誤の段階ですが、不況という状況もあり、ウェブサイトへの期待は社内的に高まっているとのこと。高橋氏は、ウェブの重要度を今以上に社内に浸透させる必要があると語ります。
「今後はウェブをマーケティングや営業活動にもっと活かすことが、課題です。お客様が調べて問い合わせしやすいページを作り、それに対応する仕組みができれば、より効率的できめの細かいコミュニケーションが図れるのではないかと考えています」(高橋氏)
営業部門だけでなく、商品部でも、情報の活用が広がっています。
「商品部の一部には、既存の営業活動ではカバーしきれない新しいチャネルで、商品を販売したいというニーズがあります。今後は、既存のエレクトロニクス分野以外にも、ウェブを活用して認知度を高めると同時に、潜在ニーズを探りたいと考えています」(高橋氏)
現在は、ようやく器が完成した状態と語る高橋氏。今後は、さらにコンテンツを充実させていきたいとのことです。
「AdWords やYouTube などGoogle さんのサービスをどんどん使っていきたいです。それにより、村田製作所がより先進的で、グローバルなイメージを持つことができると考えています」(高橋氏)
高橋正嗣様
広報部企業広報課
株式会社村田製作所
「解析によって仮説を立て、新しい試みにつなげてPDCA を実現できます。これは、従来の広報ではできなかったことです」
AdWords のトラフィックと費用データに関するお知らせ
2009年6月24日水曜日
2009 年 6 月 24 日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス
6 月 19 日に、下記の条件に合致するアカウントで AdWords のトラフィックの表示方法について重要な変更を行いましたのでお知らせいたします。
AdWords アカウントとリンク済み
AdWords の
自動タグ設定
が有効
費用データ
が適用されていない
2009 年 3 月、AdWords の費用データ適用のセキュリティとデータ管理機能の向上を目的とした変更を行いました。この変更により影響を受けるアカウント(自動タグ設定が有効で AdWords と Analytics がリンクされていない、もしくはリンク済みのアカウントで費用データを適用していないアカウント)の管理者様には 3 月上旬にメールにてアカウントのリンクと費用データの適用をお願いいたしました。
お気づきの方もいらっしゃるかと存じますが、この 3 月の変更後、費用データが適用されていない場合、自動タグ設定が有効でも AdWords 経由のトラフィックが 「ノーリファラー」 として記録されるようになっていました。
今回の変更はこの問題を解決するためのもので、現在は自動タグ設定が有効であれば費用データが適用されていなくても、AdWords からのトラフィックは参照元が「google」 、メディアが「cpc」として記録されております。そのため 、2009 年 6 月 19 日以降ノーリファラーからのトラフィックが減少して、有料のトラフィック(google からの cpc )が増加しているように見える場合もございますのでご注意いただければと思います。
なお、今回の変更によりが、自然検索のトラフィックや AdWords 以外の有料のトラフィックに与える影響はございませんので、ご安心いただければと思います。
Analytics のコンバージョンを AdWords へインポートできるようになりました
2009年6月22日月曜日
2009年 6 月 22 日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス
6 月 18 日に Google Analytics の目標コンバージョンとトランザクションのデータを AdWords にインポートできる機能を公開させていただきました。
この機能は Google Analytics と AdWords をリンクしているアカウントであれば、Google Analytics のコンバージョンやトランザクションのデータを AdWords のコンバージョンとしてインポートできるものです。
インポートされたコンバージョンとトランザクションのデータは AdWords 管理画面のコンバージョン行に通常のコンバージョンとして表示されるので、 AdWords のコンバージョントラッキングと同じく、広告の最適化の指標としてご利用いただけます。
この機能によって、広告主様はコンバージョンの目標 URL を Analytics の目標設定画面から直接編集できるようになります。 AdWords のコンバージョン トラッキングの場合、コンバージョン確認ページ を変更するためには、まずコンバージョン トラッキング用のコードを削除して、次に新しいコンバージョン確認ページにコードをインストールする必要がありましたが、Analytics のインポートデータを使用すれば、Analytics の管理画面から URL を変更するだけで、コンバージョン確認ページを変更することができます。
設定方法などの詳細につきましては、
AdWords 日本版 公式ブログ
をご覧ください。Analytics でコンバージョンの目標を設定する方法につきましては、こちらの記事 (
基本編
、
応用編
) をご覧ください。
事例紹介 - キーワード分析で消費者のニーズを掴む、「ディノス」の Google Analytics 活用法
2009年6月10日水曜日
2009 年 6 月 10 日
Posted by Analytics チーム
家具、生活雑貨からファッション、健康グッズまで、家にいながら好きな商品が手に入る通信販売。その大手で、カタログ・テレビを中心にインターネットでも幅広く通信販売を手がける
株式会社ディノス
では、自社サイト内のユーザーの行動を 分析することで、いま新たなニーズを掴もうとしています。
ディノス オンラインショップのホームページ
生ログ解析から Google Analytics の導入へ
ディノス インターネット本部 インターネット部 チーフの井筒秀樹氏は 8 年前からインターネット部に所属し、 2001 年から自社サイトの改善を進めるため、アクセス解析をスタートしました。
「当初は生ログを集計し、社内レポートを作成して情報を共有していましたが、トラフィックが増えたことにより、かなりの労力が必要になってきました。そろそろ有料のアクセス解析ツールの導入を検討しようと思っていたころに、ちょうど
Google Analytics
のリリースがあったんです」
数あるアクセス解析ツールの中から井筒氏が Google Analytics を選んだ理由は、高度な集計が無料でできるという点でした。
「そもそもアクセス解析を導入したからといって、直接売り上げが発生するわけではありません。実際、それをどう活かすか、説得材料がないと導入が難しいという土壌がありましたね。その点、 Google Analytics は無料なので、社内の抵抗も少なく、導入のハードルが低いことが魅力でした」
アクセス解析に現われたユーザー行動を分析し、サイト内容の改善につなげる
ディノスでとくに活用しているのが、 Google Analytics を使った広告効果の改善の部分です。アクセス解析のデータを集計し、出稿するキーワードを精査して、広告の費用対効果の改善に努めているといいます。
以前は自社のサイト内検索で入力されたキーワードを分析し、それをもとに広告出稿を行っていました。しかし、それではロングテールのキーワードを購入するまで至りませんでした。
「リスティング広告は、多くのキーワードを買ってCPCを下げる施策が必要なため、実際にユーザーが検索エンジンで入力する細かなキーワードを拾う必要があるんです。 Google Analytics のキーワード分析のレポートを見て、正直、お客さまがこんなバリエーションで検索しているのかと驚きましたね。そして、弊社サイトに訪れたユーザーが検索したキーワードを、自動的に広告出稿するシステムをつくりました。
さらに、キーワード分析を重点的に見ることにより、面白い発見もありました。たとえば、『テレビ台』というキーワードに対して、人間の頭だと『通販』『販売』という関連語しか思い浮かびませんよね。でも、実際にキーワードを見ると『幅○センチ』と検索している人が意外に多く、頭では思いつかない発見がありました」
さらに、アクセス解析から、サイト内検索の離脱率が高いことを発見。それを解消するため、ユーザーの検索結果に、関連キーワードを出す仕組みを新たにつくり出しました。
「たとえば『ブーツホルダー』で検索したとき、『ブーツスタンド』『シューズキーパー』といった近い言葉を出すことにより、離脱率を下げるとともに、希望の商品にたどり着きやすい工夫をこらしています。また、カテゴリ内で検索が多いキーワードを、新たなカテゴリとして追加したり、ユーザーの欲求を汲み取るのにキーワード分析が非常に役立っています」
キーワード分析で変わる商品ラインナップ
井筒氏が所属するインターネット部では、カテゴリごとに分類したキーワード分析レポートを作成し、マーチャンダイザーに渡して商品のラインナップづくりにも活用しています。
「レポートを見ると、アクセスが多いのにコンバージョンにつながっていないキーワードが分かるんですね。たとえば、『お弁当箱』もそうでした。そこでマーチャンダイザーに相談して仕入れを増やしてもらったところ、コンバージョンレートがぐんと上がりました。他部署との連携が図れた良い例ですね」
キーワード分析の結果は、インターネットの商品ラインナップだけでなく、カタログの誌面にも徐々に影響を及ぼし始めたといいます。
「ガーデニング商品の担当者が、ネットを意識したカタログづくりを始めたんですね。他社で扱っていない商品を揃えるのはもちろんのこと、 SEO を考慮した商品名や説明文をつくるようになったんですね。するとその甲斐あってか、ガーデニング商品に関してはインターネットの受注比率が特に上昇しました」
またディノスのサイトでは、基本的にカタログの商品を掲載するスタンスでしたが、検索からの流入が多い商品を“ウェブ限定”として紹介する試みも始まっています。さらに、ウェブでその商品の評価が高ければ、次はカタログで紹介。“ウェブからカタログへ”という従来とは異なる新しい流れも生まれてきています。
「 Google Analytics の導入によって、従来の CPA だけでなく、直帰率や滞在時間もキーワードの精査に使用できるようになりました。キーワード解析で、消費者のニーズがリアルタイムで分かるだけでなく、ユーザーが何を求めているかという仮説思考によるマーケティングができるようになりました」
井筒秀樹様
インターネット部 チーフ
インターネット本部
株式会社ディノス
Google Analytics セミナーのご報告
2009年5月28日木曜日
2009 年 5 月 27 日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス
5 月 21 日に
アクセス解析イニシアチブ LLC
様、
㈱ インプレスジャパン
様共催の「
Google Analytics 生の事例でアクセス解析を徹底解説するセミナー
」にスピーカーとして参加させていただきました。
このセミナーはアクセス解析イニシアチブ LLC が3 月に行った、
WWF ジャ パン
様がご利用の Google Analytics アカウントのデータを使用した、アクセス解析のワークショップをフィードバックする形でおこなわれました。
まず
㈱ クロス・フュージョン
の衣袋宏美氏から「アクセス解析の取り組み方」をテーマにデータ分析作業の視点と手順についての解説。次に
アユダンテ ㈱
の大内範行氏、WWF ジャパンの三間淳吉氏よりワークショップで行われた分析過程、改善案と今後の取り組みについての解説。最後に大内氏と私から、ウェブサイトの目的別の設定チェックリストの紹介やワークショップを通じて見直しを行ったWWF様の Google Analytics アカウントの各種設定とその結果についての詳細な解説をおこないました。
[ クリックすると画像が大きくなります ]
セミナーの各セッションの概要は下記の通りです。
*第 1 部 - 40 分
「アクセス解析の取り組み方」アユダンテ株式会社 大内 範行氏
衣袋宏美氏(ネットレイティングス株式会社フェロー、株式会社クロス・フュージョン代表取締役)
アクセス解析は、一体どこから取り組めばいいのか? 基本的な取り組みと全体像を解説。
*第 2 部 – 60 分
「WWFジャパン 事例徹底解説 資料請求型サイトの取り組み」
大内範行氏(アユダンテ株式会社 エグゼクティブプロデューサー)
三間淳吉氏(WWFジャパン広報担当)
アクセス解析イニシアチブのワークショップで取り組んだ分析過程と改善案を解説。企業の資料請求サイトと同じ構造のサイトにおけるアクセス解析事例として参考になる分析手法の紹介。
*第 3 部
「Google Analyticsでの設定事例 徹底解説」
大内範行氏(アユダンテ株式会社 エグゼクティブプロデューサー)
小杉国太郎(グーグル株式会社 オンラインオペレーション スペシャリスト)
Google Analyticsをどのように設定すれば、詳細で正確なデータを取得できるか、そのための手順や考え方と、WWF ジャパンを事例にした各種設定について解説。
この度のセミナーでは昼の部、夜の部で計 100 名の皆様に、ご参加いただき誠にありがとうございました。次回の開催をどうぞご期待ください。
事例紹介 - アクセス解析でビジネスチャンスを創造、スポーツ自転車買取の「サイクルハンター」
2009年5月11日月曜日
2009 年 5 月 11 日
Posted by Google Analytics チーム
日本国内におけるスポーツ自転車のリユース市場で、オンライン展開を積極的に進め、自転車の買取・販売業者のパイオニアとして拡大を続ける「
サイクルハンター
」。同社の関東エリア統括マネージャーの鹿島英男氏と、東京支店店長の渡辺正幸氏のお二人に、インターネット広告の利用方法や、新しいビジネスチャンスを生み出すための
Google Analytics
を活用したアクセス解析方法についてお話を伺いました。
サイクルハンターのホームページ
「仕入れれば売れる」、ボトルネックは買取を増やすためのオンライン施策
サイクルハンターが Google Analytics を導入した経緯は、2006 年の自社サイトリニューアルがきっかけ。折りしも中古スポーツ自転車の需要は拡大。「仕入れれば売れる」という追い風の中、買取査定の申込みを増やすことが急務となり、サイトへの集客やコンテンツの改善、より詳細かつ正確なアクセス解析の必要に迫られたのです。
関東エリアを統括するマネージャーの鹿島氏は、次のように話します。
「実店舗だけでは、その周囲のお客様しかカバーできません。当初は、遠方のお客様とのコミュニケーションをとるためインターネットを利用し始めたのですが、徐々にサイトからのお問い合わせをしてくるお客様が増えてきました。そこで、サイトリニューアルをきっかけに本格的なアクセス解析に取り組みはじめました」
同社ではサイトリニューアルと同時に AdWords もスタートさせました。
「以前は新聞や雑誌に広告を出稿していましたが、今は費用対効果の観点からインターネット広告がほとんど。本社は関西ですが、オンライン展開に注力するようになってから、実店舗のない北海道や沖縄といった方のお客様も増えています」(鹿島氏)
当時、有料のアクセス解析は価格面からなかなか手が出せず、無料かつ高機能な Google Analytics を見てすぐに導入を決めたそうです。サイトリニューアル後は、毎月の問い合わせ件数が約 30 件から約 250 件と、9 倍近く急増。PV も 3 ~ 4 倍に跳ね上がり、オンライン展開の第一歩として結果をだしました。
ユーザーのニーズを察知し、新しいビジネスチャンスへ
サイクルハンターが Google Analytics の機能の中で最も活用しているのは「参照元」、つまりユーザーが直前に閲覧していたサイト情報です。さらに、ユーザーの直帰率や平均 PV 、平均滞在時間などのデータを活用し、広告効率の改善も日々行っています。
「キーワードの効果測定にも注意しています。弊社はもともと完成車の買取がメインだったのですが、Google Analytics の解析で“パーツ買取”のキーワードでサイトにくる人の滞在時間が長いことに気付きました。
そこで、パーツ買取の需要があるのではと推測して、パーツ買取専用の申込みフォームをつくって顧客を取り込みました。Google Analytics のアクセス解析は、ビジネス上で新しいアイデアやヒントを与えてくれますね」(鹿島氏)
また、自社サイトのトップページにキャンペーン用のバナーを貼る際も、クリエイティブの違いによってユーザーの反応がどう変わるか、Googleの「
ウェブサイトオプティマイザー
」を活用しています。
「実際に、キャンペーンのバナー位置を変えて比較したところ、無料査定の申込み数も落ちず、バナーもクリックされるというデータがすぐに出てきました。自分の感覚にとらわれず、数字で判断できるというのがすごく良かったですね。その他、地域ごとのアクセス数を見て出店計画の参考にもしています」(鹿島氏)
アクセス解析を活かし、企業の信頼性とブランド力を高める
同社がインターネット広告やマーケティングで気をつけている点は 2 つある、と鹿島氏は話します。
「弊社の事業は、スポーツ自転車かつ買取というニッチな市場です。今後も、ターゲットとなるユーザーにいかにきっちり広告を届け、自転車の買取を増やしていくか。また、どうやってこれから市場を広げていくか。この 2 点にフォーカスしたマーケティングをしていくことが大切だと思っています」
目的が違うなら、効果を測定する際の指標も異なります。例えば、“自転車買取”というキーワードでくるユーザーに対しては、コンバージョンがとれているか? 仮にとれていないとすればどこで離脱したのか? 原因の分析が重要になってきます。そして、市場の拡大という面では、固有ユーザーのリピート率や新規ユーザー率、滞在時間や直帰率を重視していると鹿島氏は語ります。
「今後の課題は、競合他社との差別化ですね。安定的な仕入先を確保するため、最近では大手自転車メーカーさんとやりとりをさせていただくようになりました。法人向けに事業を拡大していく際、会社の信頼度やブランド力が問われるわけなのですが、その時に力になったのがサイトでの販売実績ですね。今までに 4 千~ 5 千台販売し、お客様からも高い評価をいただいています」
実店舗中心の販売からオンラインにシフトすることで、店舗の運営にかかる固定費用を削減に成功。インターネットの即時性を活かした商品の平均回転率は約 5 日、買取査定の申込み件数も激増し、今では申込みの約 9 割がサイトからという数字が出ています。
「細かな部品も分解して点検し、“完全整備の自転車”を売る。これがどの会社にも負けない弊社のポリシーです」(渡辺氏)
お客様の満足度を高めることに、頑として手を抜かない姿勢を保ち続けるサイクルハンター。その企業力を支える裏側には、インターネット広告や Google Analytics のアクセス解析があったのです。
「Google Analytics のアクセス解析は、新しいアイデアやヒントを与えてくれ、ビジネスにつながっています」
鹿島英男様
関東エリア統括マネージャー
株式会社サイクルハンター
「自社サイトにどこからやってくるのかなどは、よく確認しています。口コミの元を探すと、新しい発見があります」
渡辺正幸様
東京支店店長
株式会社サイクルハンター
すべてのサイト運営者様が AdSense で Analytics をお使いいただけます
2009年5月1日金曜日
2009 年 5 月 1 日
Posted by Inside AdSense チーム
お待たせいたしました!昨年末に
こちらの記事
でご紹介したAnalytics で AdSense のパフォーマンスを分析できる新機能が、ついにすべてのサイト運営者様にご利用いただけるようになりました。
[クリックすると画像が大きくなります]
これにより、今までAdSense レポートでは見ることのできなかった様々なデータを分析、検証することができます。例えば以下のようなデータの分析が可能です。
最も収益をあげているページはどれか
新規ユーザーと既存ユーザーのどちらが収益を上げているか
よく見られているのにクリック率の低いページはどれか
上記のようなデータを分析することで、ユーザーの視点に立ったサイト作りとサイトの収益化を両立させることができます。この AdSense と Analytics の統合に関して、サイト運営者様からよくいただく質問を以下にいくつかご紹介します。
A.リンクする Google Analytics アカウントを持っていません
まずお持ちの AdSense アカウントと同じメールアドレスにて,新しく Google Analytics を作成し、その後 AdSense アカウントにリンクします。
1.
Google Analytics
ホームから [お申し込みはこちら] をクリックし、お持ちの AdSense アカウントのメールアドレスとパスワードにてログインした後、手順に従いAnalytics のアカウントを作成します。
2. Google Analytics アカウントの作成が完了したら、
AdSense ホーム
から AdSense アカウントにログインします。
3.ログインして最初の画面の[サマリー] または [詳細レポート] ページで 「AdSense アカウントを Google Analytics と統合することができます」というリンクをクリックします。
4 [開始方法] ページに表示される [Google Analytics アカウントを持っています。この AdSense アカウントにリンクしてください。] を選択し、[次へ] をクリックします。
5. 表示される手順に従って新しい Google Analytics アカウントを作成し、AdSense アカウントにリンクします。
B. 複数のドメインを登録している Analytics アカウントを AdSense にリンクしたい。
これは、複数のサイトをトラッキングしているGoogle Analytics アカウントで、サイトごとに、1 つ以上のプロファイルを割り当てているケースが該当します。
1.
AdSense ホーム
から AdSense アカウントにログインします。
2. ログインして最初の画面の[サマリー] または [詳細レポート] ページで 「AdSense アカウントを Google Analytics と統合することができます」というリンクをクリックします。
3. [開始方法] ページに表示される [Google Analytics アカウントを持っています。この AdSense アカウントにリンクしてください。] を選択し、[次へ] をクリックします。
4. ステップ 1 で、リンク先のプロファイルを選択し、[次へ] をクリックします。
5. ステップ 2 で、プライマリー ドメインを選択します。登録しているサイトの内の 1 つをプライマリー ドメインに指定してください。プライマリー ドメインに指定したサイトの Google Analytics のトラッキング コードは変更する必要はございません。そのため規模が大きく、コードの 更新が難しいサイトをお持ちの場合、そちらのサイトをプライマリー ドメインに指定していただくことをお勧めいたします。プライマリー ドメインとして指定した以外の、他のドメインのプロファイル は、サイトに設定しているトラッキング コードを変更する必要があります。
6. ステップ3 で、プライマリー ドメインはコードの変更は必要ないことを確認します。プライマリー ドメインに指定したサイト以外のすべてのドメインについては、別のコード スニペット (AdSense Analytics コード) を別途、設置します。メイン以外のサイトは、AdSense 広告よりも上部に AdSense Analytics コードを設置してください。 AdSense Analytics コードについては
こちらのヘルプ
を参照ください。
7. [次へ] をクリックして終了します。
C. 異なったメールアドレス間でリンクしたい。
AdSense アカウントとAnalyticsアカウントでのメールアドレスが違う場合は、お客様が AdSense でご利用のメールアドレス (アカウント) を 管理者として Analyticsにユーザーを追加した後、リンクする必要があります。
1.
Google Analytics ホーム
からリンクしたい Analytics アカウントにログインします。
2. ユーザー登録にて、統合 (リンク) したい AdSense アカウントのメールアドレスをユーザー追加します。ユーザーの追加は
こちらのヘルプ
を参照ください。
3. その後の手順は上記の “B . 複数のドメインを登録している Analytics アカウントを AdSense にリンクしたい” の 4 以降のステップに従ってください。
Google Analytics を用いれば、お客様のサイトの価値を最大限に引き出すことが可能です。
コードをサイトに貼るだけで利用できる Google AdSenseとGoogle Analytics を是非お客様のサイトの改善にお役立て下さい。
その他の Google Analytics のアカウントとの統合に関するご質問は、
こちらのヘルプ
をご覧ください。
Google Analytics セミナー開催のお知らせ
2009年4月24日金曜日
2009 年 4 月 24 日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス
5 月 21 日にGoogle Analytics のセミナーを
アクセス解析イニシアチブ LLC
様と
㈱インプレスジャパン
様の共催で開催いたします。アクセス解析イニシアチブ LLC は2009 年 4 月に設立されたアクセス解析業界の交流と活用法などを広めることを目的にした協議会です。今回のセミナーは
WWF ジャパン
様が導入なさっている Google Analytics のレポートデータをご提供いただき、より具体的なデータの活用事例、設定事例としてご紹介させていただきます。
お申込み方法などの詳細につきましては、
こちらのページ
をご参照ください。
AdWords アカウントとのリンクに関するよくあるご質問 :複数ドメインを解析している場合
2009年4月16日木曜日
2009年 4月16日
Posted by 江 建 クライアントサービス
複数ドメインのウェブサイトを解析している Analytics アカウントを AdWords アカウントと連携させると、プロファイルに間違ったキャンペーンの AdWords の統計データが表示される場合があります。
ユーザーの皆様から、その理由や対策についてご質問をお寄せ頂くことがあります。本投稿では、複数ドメインを解析している場合のリンク設定のヒントについてご説明したいと思います。
Analytics では、一つのアカウントの中に50個までプロファイルを作成できますので、別ドメインのサイトを解析したい場合、新たにプロファイルを作成すれば、一つのアカウントで複数ドメインの解析を行うことができ、アクセスデータを管理できます。一方、 AdWords アカウントも、一つのアカウントの中に最大 25 個までキャンペーンを作成できますので、別ドメインのキャンペーンを新たに展開したい場合、新たにキャンペーンを追加します。
つまり、複数ドメインを管理していたとしても、 AdWords と Analytics ともに一つのアカウントを開設するのが通常の管理方法です。
AdWords の管理画面でAnalytics のレポートへアクセスしたり、Analytics のレポートでAdWords からのトラフィックを他媒体からのトラフィックと比較したりしたい場合、両製品を独立で利用するのではなく、アカウントを1対1でリンクさせて、ウェブマーケティングの統合型プラットフォームとして利用します。
たとえば、www.aaa.com, www.bbb.com, www.ccc.comを運用している場合、下図のようになります。
リンク条件について、簡単に触れると、両アカウントをリンクさせ有効な情報を取得するためには、下記が必須です。
・AdWords アカウントとAnalytics アカウントのログインメールアドレスが同じ
・Analytics のログインメールアドレスは管理者ユーザー
・
自動タグ設定
、
費用データ
がいずれも有効
ところで、この事例のように、複数ドメインをそれぞれのアカウントで管理している場合、www.aaa.comの AdWords データが間違った Analytics プロファイル「aaa.comの解析レポート」に表示されてしまいます。
これは、Analytics の仕様上、リンクをさせた場合、AdWords アカウントで設定しているキャンペーンの全データが、各プロファイルに適用されるためです。Analytics では、各プロファイルをキャンペーン単位で関連づけることができません。たとえば、www.aaa.com のプロファイルには、aaa.comのキャンペーンデータを紐付け、www.bbb.comのプロファイルには、bbb.comのキャンペーンデータを紐付けることができません。
これにより、各プロファイルのデータに異常が起きるわけではありませんので、各プロファイルのコンテンツレポートのAdWords に関するデータのうち、該当のキャンペーンに関するデータだけを見て、他のドメインのキャンペーンデータについて無視して頂ければ、運用上とくに問題はございません。
これを避けるために、解析するドメインごとにAnalyticsアカウントを開設したり、集客するドメインごとにAdWords アカウントを開設したりすると、管理が大変になるのでお奨め致しません。
もし、気にされる方は、下記の手順でキャンペーンのリンク先ドメインで一致フィルタを利用してください(下記は、aaa.com のプロファイルにフィルタを適用する場合)。
1. Analytics の管理画面にアクセスします。
2. [フィルタ マネージャ] をクリックします。
3. [フィルタを追加] をクリックします。
4. 下記の設定でフィルタを作成します。
フィルタの種類: カスタム フィルタ > 一致フィルタ
フィルタ フィールド: キャンペーンのターゲット URL
フィルタ パターン: aaa\.com
大文字と小文字の区別: いいえ
6. [使用できるプロファイル] リストより、プロファイル「aaa.comの解析レポート」を選択し、[追加] をクリックします。
7. [完了] をクリックします。
フィルタパターンは正規表現で記述するため、URL 内のドットは、バックスラッシュ (\) でエスケープ処理をしています。
以上、複数ドメインのキャンペーンを実行し、Analytics アカウントでこれらのキャンペーンをトラッキングしている場合のリンク方法について、お分かりいただけましたでしょうか?
関連記事
・
Analytics プロファイルに間違ったキャンペーンの AdWords データが表示されるのはなぜですか。
・
Google Analytics と AdWords の連携について
・
AdWords アカウントとのリンク解除が簡単になりました
Google Analytics セミナーのご報告
2009年3月23日月曜日
2009 年 3 月 23 日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス
3 月 10 日 に
㈱ インプレスジャパン
主催の「第 2 回 実践Google Analytics 実力アップセミナー」にスピーカーとして参加させていただきました。セミナーは 3 部構成で、まず
アユダンテ ㈱
の大内 範行氏から、ご自身のコンサルティングの経験に基づくサイトタイプ別の分析手法の紹介。次に私から Analytics ユーザーの皆様からいただいたお問い合わせを切り口にした、レポートの使用方法や指標の定義などの解説。最後のセッションでは、
㈱ 地球の歩き方 T & E
の嶋田 美保氏を交えて、ビジネスにおけるアクセス解析データの活用などをテーマにしたパネルディスカッションを行いました。
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セミナーの各セッションの概要は下記の通りです。
*第 1 部 - 60 分
「Google Analytics 基礎から最新機能を使った実践まで」
アユダンテ株式会社 大内 範行氏
アクセス解析の主要な指標の基準値についての考え方、Analytics ならでは機能を使用したユーザー行動のサイトタイプ別分析手法、アドバンスセグメントの活用法についての解説。
*第 2 部 -- 60 分
「Google Analyticsの日頃の疑問に答える ~ サポートFAQから」
グーグル株式会社 小杉 国太郎
サポートセンターに寄せられる問い合わせをベースに、直帰、離脱、閲覧時間、などの主要な指標の定義や、データ収集の仕組み、レポートの正しい使用方法、コンバージョン トラッキングのトラブルシュートの考え方などの解説。
*第 3 部 -- 60 分
「パネルディスカッション」
株式会社 地球の歩き方T & E 嶋田 美保氏
アユダンテ株式会社 大内 範行氏
グーグル株式会社 小杉 国太郎
「地球の歩き方」ウェブサイトの運営責任者である嶋田氏をパネラーに迎えて、ウェブ ビジネスにおけるアクセス解析の活用をテーマにしたパネルディスカッション。
この度のセミナーでは 90 名の皆様に、ご参加いただき誠にありがとうございました。次回の開催をどうぞご期待ください。
iPhone ユーザーへの人気度は ?
2009年3月18日水曜日
2009年 3 月 18 日
Posted by 中島弘樹 プロダクト スペシャリスト
先日より、
アドバンス セグメント
のデフォルトのセグメントに [iPhone からのセッション] という項目が加わっていることにお気付きでしょうか。アドバンス セグメントは Google Analytics の強力な機能の 1 つで、これを活用することによって、 Google Analytics のデータを自在に切り分けて見ることができます。新しい [iPhone からのセッション] セグメントを使うことにより、iPhone で訪れたユーザーだけを簡単に抽出することが可能です。
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iPhone セグメントを使うのは難しくありません。今見ているレポートの右上にある [アドバンス セグメント] のドロップダウンメニューをクリックして開き、デフォルトのセグメントの中から [iPhone からのセッション] にチェックを入れてください。iPhone からのサイト訪問者の比率が小さい場合には、[全セッション] のチェックは外した方が iPhone ユーザの動向が見やすいかもしれません。
iPhone セグメントでは、他のアドバンス セグメントと同様に、すべての Google Analytics のレポートを見ることができます。AdWords のパフォーマンスも調べられます。AdWords をご利用になっている場合、
iPhone を対象としたデバイス プラットフォーム ターゲット
を用いたキャンペーンの分析をより詳細に行うことが可能です。ただし、iPhone だけでなく Android のような他のハイエンド携帯デバイスを含めたセグメントを見たい場合には、そのためのカスタム セグメントを作る必要があります。
iPhone と Android を対象としたセグメントを作成するには、アドバンス セグメントのドロップダウンメニューで [アドバンス セグメントの新規作成] をクリックして、2 つの条件を含むカスタム セグメントを作ります。ディメンジョンからシステムの下にある OS を点線の枠にドラッグし、値フィールドに iPhone と入力します。次に [「or」ステートメントの追加] をクリックし、同様に Android を追加します。最後に「iPhone & Android」のようなセグメント名を付けて、[セグメントの作成] ボタンをクリックすると、カスタム セグメントとして保存されます。
こうして得られた情報を元に、今までなかった視点であなたのサイトを分析してみましょう。iPhone での訪問が多いのに直帰率が高いような場合には、iPhone ユーザーのブラウズに適したテンプレートを用意する必要があるかも知れません。Google Analytics の強力なレポート機能を活用して、一歩踏み込んだ分析をしてみましょう。
トラッキングコードに関するよくあるご質問 - コードスニペットの張り替えは必要ではありません -
2009年3月6日金曜日
2009年 3月6日
Posted by 江 建 クライアントサービス
最近、新しいプロファイルを作ったり、トラッキングコードに関するヘルプコンテンツを読まれたりしたユーザーの皆様の中に、コードスニペットの変更があったことにお気づきの方がいらっしゃるかもしれません。
新しいコードスニペットを追加すると、後述するような機能が実装されますが、わざわざ既存のページのトラッキングコードを張り替えて頂く必要はございません。
下記が新しいコードスニペットで、太字箇所が新しく追加されたコード部分です。
<script type="text/javascript">
var gaJsHost = (("https:" == document.location.protocol) ? "https://ssl." : "http://www.");
document.write(unescape("%3Cscript src='" + gaJsHost + "google-analytics.com/ga.js' type='text/javascript'%3E%3C/script%3E"));
</script>
<script type="text/javascript">
try
{
var pageTracker = _gat._getTracker("UA-50020-1");
pageTracker._trackPageview();
} catch(err) {}
</script>
これらコードは、あなたのサイトを訪問したユーザーに適合しないというJavaScriptメッセージを表示させないための変更であり、具体的にはコードスニペットにtry-catch構文を追加したことになります。
このJavaScriptメッセージは通常、アラートボックス形式で表示されますが、ブラウザでJavaScriptメッセージを有効に設定しているユーザー環境でしか表示されません。意図せずに有効に設定しているユーザーがなかにはいますが、ご存知のとおり、ほとんどのブラウザの初期設定は無効に設定されていますので、この新しいコードスニペットに張り替える必要はございません。
なお、ユーザーの皆様からよくある質問で、
・古いトラッキングコード(urchin.js)から新しいトラッキングコード(ga.js)に張り替える必要はありますか?
・古いトラッキングコード(urchin.js)を貼り付けているページと新しいトラッキングコード(ga.js)を貼り付けているページが、解析対象である同一サイト内に混在してもよいですか?
という2つのお問い合わせがございます。
現時点では新しいトラッキングコードを導入していないと利用できないレポートや機能はございませんので、必ずしも新しいものに切り替えていただく必要はありませんが、サイト更新などのタイミングで、部分的に新しいトラッキングコードを導入して頂くことも可能です(ただし、同一ページに二種類のトラッキングコードの添付は不可)。
以上が、トラッキングコードについてよくあるご質問への回答となります。今後新しいバージョンのトラッキングコードでしか対応していない新機能が出たときには、こちらのブログ等でもご紹介をしていく予定ですので、引き続き当ブログをご確認いただければ幸いです。
Google Analytics セミナーのお知らせ
2009年2月20日金曜日
2009 年 2 月 20 日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス
3 月 10 日にGoogle Analytics のセミナーを
株式会社インプレスジャパン
様の主催で開催いたします。今回はビジネス シーンにおけるアクセス解析の活用をテーマにした、アクセス解析の実践的な分析方法や、よくあるお問い合わせをベースにした主要な指標の定義やレポートの正しい使い方など、企業のウェブ担当者のみなさまにお役立ていただける内容になっています。
また前回に続いて、実際にGoogle Analytics をご活用いただいている企業の担当者様(
地球の歩き方T&E
様)を交えたセッションも設ける予定となっております。
お申込み方法などの詳細につきましては、
こちらのページ
をご参照ください。
AdWords アカウントとのリンク解除が簡単になりました
2009年2月3日火曜日
2009年 2月 3日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス
新たに AdWords アカウントとのリンク解除機能を公開させていただいた事をお知らせいたします。今までリンクを解除なさる場合は、リクエスト フォーム等から解除を申請していただく必要がございました。
今後はAnalytics 設定画面の [アカウント設定を編集] リンクをクリックすると表示される [アカウントとデータ共有設定の編集] ページから、ユーザー様ご自身で解除していただけます。
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*リンク解除時の注意点
リンクを解除するには管理者権限が必要です。権限がない場合は、当該アカウントの管理者様まで、リンクを解除するようご依頼ください。
アカウントに複数の管理者が登録されている場合は、解除を知らせるメールが他の管理者に自動的に配信されますが、管理者以外のユーザーにメールは配信されないのでお気をつけ下さい。
1度解除したアカウントを再度リンクするには、AdWords アカウントから改めてリンクを設定していただく必要がございます。詳細につきましては
こちらのヘルプ記事
をご覧ください。
AdWords とリンク済みのAnalytics アカウントを削除する場合は、まずリンクを解除してからアカウントを削除していただく必要がございます。アカウント削除の詳細につきましては
こちらのブログ記事
を参考にしてください。
アドバンス セグメントの使用方法
2009年1月27日火曜日
2009年 1月 26日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス
昨年の 10月にリリースしたアドバンス セグメントは、以前より多くのユーザーの皆様から頂いていたデータのフィルタリングに関する下記のご要望等をもとに開発されたものです。
フィルタリングしたセッション (例:検索エンジンからの訪問) と、サイト全体のセッションを1つのレポート画面で比較したい。
作成したフィルタを保存して、任意のレポート上で適用したい。
正規表現を使用せずに、フィルタを作成したい。
過去のデータのフィルタリングを行いたい。
通常、レポートにはサイトに訪れた全てのユーザーのセッション数が表示されていますが、アドバンス セグメントを用いると特定の条件でセッションを抽出したり、複数のセグメントを並列して比較したりすることができます。
セグメントには「新規ユーザー」、「コンバージョンしたセッション」等のデフォルトのセグメントと、ブラウザの種類、広告キャンペーンの名称など、任意の条件を指定できるカスタム セグメントがあります。このカスタム セグメントの作成ツールには正規表現を用いずに、AND条件、OR条件を指定できるステートメント オプションや、条件のオートコンプリートが盛り込まれており、非常に簡易で柔軟性の高い機能となっています。今回はこのアドバンス セグメントの基本的な使用方法について解説したいと思います。
* フィルタとアドバンス セグメントの違い
今まで特定条件のアクセスを抽出するには、フィルタを使用する必要がありました。今後は下記のフィルタとアドバンス セグメントの特性をご理解の上、目的に応じてご利用ください。
・適用される期間
フィルタは設定以降の期間にのみ適用され過去のデータには適用されません。アドバンス セグメントは、閲覧中のプロファイルが記録している全ての期間が対象になるので、過去のデータへも適用することが可能です。
・対象データ
フィルタはページビューレベルのデータを対象にしていますが、アドバンス セグメントはセッション レベルのデータを対象にフィルタリングが行われます。そのため、ある特定のページを一致条件にして、フィルタとアドバンス セグメントを適用した場合、フィルタでは当該ページへのアクセスのみが抽出されますが、アドバンス セグメントでは当該ページを閲覧したセッション中の全てのページへのアクセスが抽出されます。
例えばあるセッションで P0.html →P1.html → P2.html 3つのページが閲覧されたとします。P1.html を一致条件にして [上位のコンテンツ] レポートを確認すると、フィルタの場合は “P1.html” が表示されますが、アドバンス セグメントでは、”P0.html、P1.html、P2.html” の3つのページが表示されます。これは P1.html を見たセッションで閲覧されてすべてのページが計上されるためです。
・データ加工の柔軟性
フィルタは、前述したように適用後のデータが対象になるので、結果を確認するまでに相当の日数が必要です。またフィルタリングした期間のデータは復元することができないので、マスターデータとは別に抽出条件ごとに
プロファイルを複製
するなどの準備も必要になります。
アドバンス セグメントは、セグメントを外せばデータは元の状態に戻るのでダイナミックにデータの抽出が行えます。また複数のセグメントを同時に適用できるので、サイト全体や複数の条件で抽出したデータを、同一のレポート画面で比較することができます。
・データの共有
フィルタはプロファイル単位に適用されるので、対象のプロファイルに任意の
ユーザーを登録
することで、複数のユーザーで同じデータを共有することができます。アドバンス セグメントは、ユーザー単位で保存されるので他のユーザーとデータを共有することはできません。
*アドバンス セグメントの作成方法
レポート画面の右上にございます、[アドバンス セグメント] 横のプルダウンメニューをクリックしてください。
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プルダウン メニュー 左側の [デフォルトのセグメント] から、任意のセグメントのチェックボックスを選択にしてください。
選択するセグメントは1つでも複数でも構いません。画像の例では [新規ユーザー] と[リピーター] を選択しています。[適用] ボタンをクリックすれば完了です。同様にチェックボックスを外して [適用] ボタンをクリックすればセグメントは無効になります。
*セグメントしたデータの確認方法
上記の手順でセグメントが適用されれば、全てのレポートで条件通りに抽出されたデータをご確認いただけます。またレポートの期間を拡張しても、同様の条件でデータをご確認いただけます。
上図をご覧ください。ブルーのラインは全てのユーザーで、オレンジのラインは新規ユーザー、グリーンのラインはリピーターが対象のセッション数になります。この状態で例えば [コンバージョン数] レポートを表示すると、それぞれのユーザーがもたらしたコンバージョン数の推移をご確認いただけます。
* 任意の条件でセグメントを作成する方法
カスタマイズしたセグメントを作成するには、まずアドバンス セグメントの プルダウン メニューの [アドバンス セグメントの管理] をクリックするか、レポートの左ナビゲーション下部にございます [アドバンス セグメント] をクリックして、[アドバンス セグメントの管理] 画面を表示します。
[アドバンス セグメントの管理] 画面 にはデフォルト セグメントと [+ アドバンス セグメントを新規作成] のリンクが表示されます。
[+ アドバンス セグメントを新規作成] をクリックすると [ カスタム セグメント 作成ツール] が表示されます。画面左側から任意の [ディメンション] や [指標] からセグメントを特定して、画面右側のワークエリアのボックスにドラッグ アンド ドロップ します。
セグメントを、ANDステートメントまたは OR ステートメントで組み合わせて、それぞれに値を入力します。下図の例では、Google Store 用の AdWords 広告キャンペーン “Google Store: English - Americas” がもたらした セッション を抽出する セグメントを作成しています。
まず [ディメンション] から [トラフィック] > [キャンペーン] セグメントを選択してワークエリアへドラッグします。
値の入力エリアの右横にある [▽] をクリックすると、オートコンプリートを利用できます。プルダウンメニューに表示された “Google Store: English - Americas” を選択して、[条件] から[完全一致] を選択します。
画面右下の [セグメントのテスト] をクリックすると、フィルタリンクされたセッション数を確認できます。最後に画面下部のセグメント名を入力して、 [セグメントの作成] をクリックすれば完成です。
より詳細なアドバンス セグメントの作成方法につきましては、
こちらの動画
(英語) か、
ヘルプセンターの記事
をご覧ください。
新年のご挨拶 / Webmaster Central ブログ開始のお知らせ
2009年1月6日火曜日
2009年 1月 6日
Posted by Analytics チーム
Google Analytics ブログ 読者のみなさま、あけましておめでとうございます。
このたび、ウェブマスターの皆様に特化した
Webmaster Central 日本語版公式ブログ
がスタートしました。
新しいブログは、従来から Google のサービスについての最新情報をお届けしている
Google Japan ブログ
や
Inside AdSense
、
Inside AdWords
、
Google Analytics
などのブログに加えて、Google をより有効にご活用いただくための方法やヒント、ベストプラクティスなどをご紹介させていただく予定です。
具体的には、クロールやインデックス、ランキング、Google ウェブマスターツールなど、ウェブ制作に携わる方々を対象とした詳しい情報をご提供しますので、Google Analytics ブログともどもご愛顧いただければ幸いです。
本年もよろしくお願い申し上げます。
ラベル
A/Bテスト
5
Ads Data Hub
1
AdSense
5
AdWords
19
AdWords 連携
21
AMP
4
Analytics
1
Analytics 基本
5
API
2
BigQuery
11
Cookie
1
CPA
1
DCM
1
DFP
3
DoubleClick
11
DoubleClick Campaign Manager
1
DoubleClick for Publishers
3
e コマース
2
Firebase
8
Firebase Analytics
4
Firebase 向け Google アナリティクス
2
ga.js
2
GA4
12
GACP
18
GCP
1
Google Ads
1
Google Cloud Platform
1
Google Consumer Surveys
2
Google Insights for Search
1
Google アド マネージャー
1
Google アトリビューション
3
Google アナリティクス
34
Google アナリティクス 360
36
Google アナリティクス 360 スイート
30
Google アナリティクス 4 プロパティ
4
Google サービスの統合
10
Google サーベイ
6
Google サーベイ 360
5
Google タグマネージャ
16
Google タグマネージャー
1
Google タグマネージャー360
8
Google デベロッパー
1
Google マーケティング プラットフォーム
5
Google 広告
3
lpo
1
Measurement Protocol
1
Movable Type
1
Optimize 360
1
overture
2
PR
1
RLSA
1
RSS
2
Salesforce
1
Search Console
1
Urchin
1
urchin.js
2
URL生成ツール
3
YouTube
1
アカウント
4
アトリビューション
7
アトリビューション360
4
アドワーズ
1
アナリティクス 360
9
ウェブサイトオプティマイザー
4
オーガニック検索
3
オプティマイズ
10
オプティマイズ 360
12
オプティマイズ360
2
オプティマイゼーション
2
お知らせ
133
カスタムフィルタ
2
キーワードレポート
2
キーワード最適化ツール
1
キャンペーン
1
コンバージョン
9
サイト内検索
2
サブディレクトリ
1
セミナー
21
ソーシャル
2
タイトル別コンテンツ
1
タイムゾーン
1
データ サイエンス
1
データスタジオ
29
データスタジオ 360
19
データドリブン アトリビューション
1
データの見方
21
データ統合
1
デベロッパー
3
テレビ広告
1
トラッキング
5
トラッキングコード
7
トレーニング
1
ビジネス インサイト
6
ヒント
18
フィード
3
フィルタ
4
プロファイル
3
プロモーション改善
4
マーケティング、
2
マーケティング分析
4
モバイル
18
モバイルアプリ
3
ユーザーID
1
ユニークユーザー
3
ユニバーサル アナリティクス
3
よくあるお問合わせ
18
リダイレクト
1
リピーター
2
リマーケティング
1
リンク
2
レポートの操作
11
レポート機能
40
ログイン
3
ログインメールアドレス
2
開発者向け
3
活用事例
40
管理者
4
機械学習
2
検索エンジン
1
広告運用
6
広報
1
最適化
5
上位のコンテンツ
1
新機能
77
新規ユーザー
4
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直帰率
3
年末年始
1
文字化け
1
目標設定
6
目標到達プロセス
5
離脱率
1
連携
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