Google がさまざまな世界的な企業を対象に実施した最新の
調査によると、マーケティング担当者が最も重視しているのは「顧客をより深く理解すること」であるということです。こうした調査結果を踏まえ、Google マーケティング プラットフォームでは、ユーザー ファーストの考え方が徹底され、コラボレーションやインサイトの共有を簡単に行うことができます。
米国のアディダス社では、複数のデジタルチームに各々のインサイトを別のチームに共有するよう促し、チーム間のコラボレーションの促進を図ったことで、顧客であるユーザーについて会社全体でより深い理解が得られるようになりました。デジタル エクスペリエンス部門の責任者を務めるクリス マーフィー氏は、次のように述べています。「複数のチームが 1 つの環境で業務を行うことで、顧客に関するインサイトを共有でき、どこに掲載されたどのクリエイティブのパフォーマンスがどうだったかを、ほぼリアルタイムで把握し、適切な修正を加えることができるようになりました。」
広告 + 分析でさらに大きな成果を
Google マーケティング プラットフォームは、従来の Google アナリティクス 360 スイートと DoubleClick の広告主向け製品群を統合したものです。広告技術とアナリティクスの分析技術を組み合わせると、マーケティングの成果を高めることができます。たとえば BookIt では、アナリティクス 360 を使用してどのようなユーザー(旅行者)が BookIt に関心を示しているかとなどの分析を行い、その結果を活用し、ディスプレイ&ビデオ 360 でより適切なキャンペーンを作成し、
収益 20% 増を達成しています。
Google マーケティング プラットフォームによって、Google が提供する広告サービスとアナリティクス サービスを効果的に連携させることができるようになります。たとえば、新たに追加された「インテグレーションセンター」を使用すると、サービス同士をどう連携させると効果的かを把握することができ、そのための設定も簡単に行うことができます。
Google マーケティング プラットフォームでは、アドエクスチェンジ、測定ソリューション、その他のテクノロジー プロバイダなど、100 以上のソリューションを統合することができます。つまり、どのメディアをどういった方法で買い付けし、その効果をどのように計測するかを柔軟に選択することができます。
検索広告 360 とディスプレイ&ビデオ 360
Google マーケティング プラットフォームの公開に伴い、一部の Google 広告ソリューションが変更されます。
DoubleClick Search は、新たに「検索広告 360」として生まれ変わります。Google や他の検索エンジンで実施する検索キャンペーンのプランニング、買い付け、計測は、今後は検索広告 360 で行うことになります。
「ディスプレイ&ビデオ 360」は、Google のディスプレイ広告サービス、DoubleClick Bid Manager、DoubleClick Campaign Manager、DoubleClick Studio、DoubleClick Audience Centerを統合したものです。ディスプレイ&ビデオ 360 を使用すると、広告キャンペーンを 1 か所で包括的に運用し、複数のチームのコラボレーションを促進して作業を効率化することができます。
なお、DoubleClick Campaign Manager とその他の DoubleClick 製品は、すぐに廃止されるわけではありませんのでご安心ください。今後、ディスプレイ&ビデオ 360 の機能の拡充に伴い、そちらへ段階的に移行していただきます。
今後の取り組み
Google では、今回のご案内を皮切りに、このプラットフォームを皆様にとってさらに使いやすいものにしていきます。皆様のマーケティング目標の達成をサポートできるソリューションを構築しながら、同時にユーザーの高い期待に応えて、ユーザーのプライバシーの保護、表示される広告の透明性の確保、およびユーザーによる管理の強化に取り組んでいきます。
今後、Google Marketing Live にて、Google マーケティング プラットフォームおよびディスプレイ&ビデオ 360 に関するさらに詳しい情報をお届けします。米国太平洋標準時間 7 月 10 日午前 9 時(日本時間 7 月 11 日午前 1 時より)基調講演をライブ配信いたしますので、ぜひ
こちらから事前登録してください。