こういった企業にテスティングから施策への反映までを手軽に行っていただけるよう、昨春「Google オプティマイズ 360」の提供を開始しました。これは、大企業での運用にも耐える A/B テストおよびパーソナライゼーション サービスです。このサービスには大きな需要があることがわかったため、
さらに手軽にご利用いただける無料のベータ版を昨秋に提供開始いたしましたが、ここでも反応の大きさは予想を上回り、25 万人以上の方からオプティマイズのアカウント申請をいただく結果となりました。
このたび、オプティマイズとオプティマイズ 360 は、ともにベータ版から正式版へと移行する運びとなりました。同時に、オプティマイズは無料でどなたでもご利用可能となります。テストやベータではなく正式にご利用いただけますので、
ぜひお試しください。
導入しやすい
最近の調査によると、中小企業の 45% は A/B テストによるウェブサイトの最適化を行っていません
*1。その理由として最も多く挙げられるのが、「人的リソースの不足」「導入に必要な知識の不足」の 2 つです。
この 45% に当てはまる企業にとって、オプティマイズは優れた選択肢となります。オプティマイズ 360 と
同じ機能を多数備えるオプティマイズは、強力なテスティング ツールは必要としているものの、大企業レベルのソリューションを導入するには予算や人員が足りない中小規模の企業にぴったりです。
オプティマイズの初期設定に特別な知識やスキルは必要なく、その使いやすさは早期利用ユーザーの満足度によっても裏付けられています。アナリティクスを基盤とするサービスなので、すでにアナリティクスを利用されている方なら、コードを 1 行追加するだけでオプティマイズの利用を開始していただけます。さらに数回クリックするだけで、アナリティクスのデータを使ってテストを作成し、ウェブサイトのユーザー エクスペリエンス向上に活用することができます。
使いやすい
サイトの A/B テストのために人を雇うのを煩わしく思ったり、自分でできないことに苛立ったりする必要はもうありません。
オプティマイズに搭載されたビジュアル エディタなら WYSIWYG 方式の編集が可能で、サイト上のあらゆる要素をドラッグ&ドロップで変更できます。また、HTML コードの編集、JavaScript や CSS ルールの追加などをエディタ内で直接行うこともできるため、上級者の方にとっても快適です。
オプティマイズでは、内蔵された強力なターゲティング機能により、最適なエクスペリエンスを最適なユーザー群に届けることができます。また、
柔軟な URL ターゲティングにより、簡単なものから複雑なものまでさまざまなルールを作成し、テストの実施範囲を指定することが可能です。設定したルールにサイト内の URL が該当するかどうか調べたい場合に役立つのが、
オプティマイズの新しい URL テスターです。URL を入力するだけで、そのページがターゲティング ルールに一致するかどうかが即座に表示されます。
わかりやすい
オプティマイズによるテスト結果の計算は、アナリティクスの既存の指標や目標をもとに、高度なベイズ統計の手法によって行われます。このため、レポートには必要な情報が正確に表示され、的確な判断をすばやく下すことができます。
「改善率の概要」もアップグレードされました(上の画像を参照)。自社にとって重要な指標(購入数、ページビュー数、セッション時間、その他アナリティクスでトラッキングしている指標)に対して、テストによってどのような影響が出るか、手軽に確認できます。
試しやすい
先進的な企業は、データの利用やテスティングを積極的に採り入れ、日常的にカスタマー エクスペリエンスの向上を図る
成長の文化の醸成に努めています。オプティマイズのご提供が全体的なユーザー エクスペリエンス改善に役立てば、私たちとしてもこんなに嬉しいことはありません。
本日の時点で、オプティマイズは世界 180 か国以上で提供されています(ヨーロッパのユーザーの皆様へ: Google オプティマイズの利用規約に、データ処理に関する新たな修正条項が追加されました。変更内容の確認と承認(変更内容に問題がない場合)は、管理画面から行っていただけます)。今後もさらなるサービス拡充を予定していますので、引き続きご注目ください。
この機会にぜひ
導入をご検討ください!
Happy Optimizing!
*1 Google サーベイ「Website Optimization Challenges for SMBs」調査対象: Google サーベイの米国オーディエンス パネルより、中小企業の経営者やマネージャー 506 名(2017 年 3 月)
投稿者: Rotimi Iziduh および Jon Mesh(Google オプティマイズ担当プロダクト マネージャー)