データや分析情報の効果的な利用法を文書化し、すべての従業員に提示する一方、会社全体の方向性を決定する上層部の支持を得ることも大切です。今回の調査で、好業績組織のおよそ 3 分の 2 が「自社の経営陣は、直観よりもデータに基づく分析を重視している」と回答しました
。
データ中心の文化へ移行するには、経営幹部からの賛同や社内の支持者の協力が欠かせません。経営幹部や支持者の協力があってはじめて、チーム間の垣根を取り払い、分析データを共有し合う環境を作ることができます。さらに、キャンペーン計画やマーケティング戦略の中心にデータを据えることで、互いに目標を共有し、それを達成しようというチームの意欲が高まります。
3. データの利用方法を従業員にトレーニングする
データにアクセスできても、従業員がその利用方法を知らなければ、データの価値を引き出すことができません。事実、マーケターの 75% が、「分析データに基づく意思決定を推進するにあたっての最大の障壁は、データと分析に関する教育やトレーニングが不十分であること」だと感じています
*5。
従業員に適切なトレーニングを実施すれば、苦手意識を持たず、データを積極的に利用してくれるようになります。ランチセミナーや社内トレーニングを実施するほか、従業員が自分のペースで学習できる
自習用モジュールを公開するのもよいでしょう。
最後に、組織内の異なるチームのメンバーがそれぞれ「データ支持者」と
データ ストーリーテーラーになり、各部門のビジネス目標や最大のビジネス機会に基づいて焦点分野を明らかにすることをおすすめします。
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*1, 3, 4, 5 Google/Econsultancy「The Customer Experience Is Written in Data」、米国、n=677(収益 2 億 5,000 万ドル以上の企業(主に北米)でマーケティングと測定に携わっている経営幹部)、n=199(マーケティング成果が 2016 年の重要ビジネス目標を大幅に上回った主要マーケター)、n=478(その他のマーケター)、2017 年 5 月2 Google サーベイ、米国、「2016–2017 Marketing Analytics Challenges and Goals」、調査対象: 203 名(データ分析またはデータ主導プロジェクトを手掛けているマーケティング担当役員)、2016 年 12 月
*2 Google サーベイ、米国、「2016–2017 Marketing Analytics Challenges and Goals」、調査対象: 203 名(データ分析またはデータ主導プロジェクトを手掛けているマーケティング担当役員)、2016 年 12 月
投稿者: Casey Carey - Google プラットフォームおよびパブリッシャー マーケティング担当ディレクター