Google タグマネージャは、タグ設定に関するさまざまな問題の解決を目的として開発されました。Google タグマネージャを使用することで、タグ設定にかかる時間を短縮して、他の重要な事項に注力できます。また、エラーを減らしてデータの信頼性を高め、タグを高速化して、より快適なユーザー エクスペリエンスを実現します。
先週導入された
ワークスペースは、Google タグマネージャでの共同作業や企業におけるワークフローの効率向上を目的としています。他にも Google タグマネージャでは、企業のお客様のニーズに応えるため、さまざまな改良を行なってきました。ここでは、新しくなった機能を一部ご紹介いたします。
テストとセキュリティ:
- 環境 - プレビュー機能とデバッグ機能を改良し、Google タグマネージャとタグマネージャ 360 で、特定のテスト環境(開発、ステージング、品質保証など)に変更したタグを公開できるようになりました。環境は、組織の要件に合わせていくつでも設定し、わかりやすい名前を付けることができます。変更したタグを公開するときは、テスト対象となる環境を選択するだけです。従来よりも簡単にタグをテストでき、予定されているサイトの更新に合うようにタグを変更して、運用開始までに問題を解決できます。
- 不正なソフトウェアの検出 - サイトのユーザーを保護するため、コンテナから展開されたタグが、不正なソフトウェアが検出されたサイトをポイントしている場合に、Google タグマネージャとタグマネージャ 360 で自動的に検出できるようになりました。問題が検出された場合は管理者に通知され、不正なタグは一時停止されるので、ウェブサイトとユーザーを保護しながら、問題を特定できます。
組織化する:
- フォルダ - 時間とともにコンテナの規模は大きくなり、タグ、トリガー、変数すべてを管理することが難しくなります。フォルダを使って、ご自分やチームメンバーが使いやすいように、これらの項目を論理的に分類できます。
- タグの順序付け - すべてのタグが独立して動作するわけではなく、特定の順序でタグを配信することが重要になる場合もあります。タグの順序付けを使用すると、特定のタグの直前または直後に配信するタグを指定し、想定どおりの動作にできます。
モバイル:
- モバイルアプリのタグ管理 - モバイルアプリ向けの Google タグマネージャが改良され、さらに使いやすく、軽量、高速になりました。新たに組み込まれた Google の新しいモバイルアプリ開発プラットフォーム Firebase は、タグの開発から分析まで対応します。
サービスとサポート:
- タグマネージャ 360 - 今年の初めに Google アナリティクス 360 スイートの一部として導入されたタグマネージャ 360 では、使用方法や不明点などの問い合わせに対応するサービスやサポートを利用できるほか、要件に合わせてタグを設定し、設定に従って配信できるように保証するサービスレベル契約(SLA)をご用意しています。また、360 スイートに組み込まれているため、アカウントのアクセス権とユーザーの管理をまとめて行うことができます。
投稿者: Scott Herman - Google タグマネージャ担当プロダクト マネージャー