2008年 2月25日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス


Google Analytics の目標設定を使うと、ユーザーのコンバージョン数をトラッキングすることができます。目標の基本的な設定方法や、レポートでデータを確認する方法につきましては、 こちらの記事をご覧下さい。

[クリックすると画像が大きくなります]

















この目標設定には「目標到達プロセス」というオプションの設定がございます。目標設定プロセスを有効にするとユーザーが目標 URL に到達するまでの主要なページ遷移を測定できるので、プロセスを放棄したポイントや放棄後に移動したページを把握して、購買プロセスなどのボトルネックを発見することができます。




















目標までのプロセスは最大 10 ステップまで任意の URL を登録できますが、ユーザーの皆様からは、よくこのステップの設定について下記のような質問をお寄せいただきます。


*よくあるお問い合わせ
「実際は同じコンテンツなのですが、動的に URL が変わってしまうページを、1つのステップとして登録する方法はありませんか」

こういったケースは目標到達プロセスのステップを正規表現で定義することで解決できます。正規表現とは、複数の文字列を一つの形式で表現する方法で、複数のURLをすべて一致すると見なす事ができます。

例えば下記の URL を同一のステップと見なす場合、下記の手順でプロセスを設定してください。

/shop/usrid/1086743370-f5262f0aeb03.php ...
2008年 2月25日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス


Google Analytics の目標設定を使うと、ユーザーのコンバージョン数をトラッキングすることができます。目標の基本的な設定方法や、レポートでデータを確認する方法につきましては、こちらの記事をご覧下さい。

[クリックすると画像が大きくなります]

















この目標設定には「目標到達プロセス」というオプションの設定がございます。目標設定プロセスを有効にするとユーザーが目標 URL に到達するまでの主要なページ遷移を測定できるので、プロセスを放棄したポイントや放棄後に移動したページを把握して、購買プロセスなどのボトルネックを発見することができます。




















目標までのプロセスは最大 10 ステップまで任意の URL を登録できますが、ユーザーの皆様からは、よくこのステップの設定について下記のような質問をお寄せいただきます。


*よくあるお問い合わせ
「実際は同じコンテンツなのですが、動的に URL が変わってしまうページを、1つのステップとして登録する方法はありませんか」

こういったケースは目標到達プロセスのステップを正規表現で定義することで解決できます。正規表現とは、複数の文字列を一つの形式で表現する方法で、複数のURLをすべて一致すると見なす事ができます。

例えば下記の URL を同一のステップと見なす場合、下記の手順でプロセスを設定してください。

/shop/usrid/1086743370-f5262f0aeb03.php
/shop/usrid/1138448278-1d70353831a6.php
/shop/usrid/1129303770-c48f2ea64920.php

1) まず下記のような正規表現を作成してステップに登録します。

/shop/usrid/.*\.php

上記の『 .* 』は全ての文字列にマッチするという表現になります。『 \ 』 マーク( 使用しているフォントによって半角のバックスラッシュ または、半角のエンマーク で表示されます ) は正規表現として意味をもつ『 . 』を無視するためのエスケープ処理です。 正規表現につきましてはこちらのヘルプページをご覧ください。

2) 次に一致タイプから [正規表現一致] を選択します。
Google Analytics が目標到達プロセスの URL を認識する方法は一致タイプによって異なるので、一致タイプは必ず [正規表現一致] を選択してください。また正規表現一致を選択した場合は、目標 URL を含む全てのステップを正規表現とみなすのでご注意ください。










下記に他の正規表現例を紹介いたします。

・複数のディレクトリを1つのステップと見なす正規表現
例えば、/products/以下に4種類のディレクトリ ( /shoes/、 /shirts/、 /hats/、/event/ ) があり、3つの商品ディレクトリをステップ 2 に登録したい場合は、下記のように記述します。前述のとおり、一致タイプを正規表現にしたため、ステップ2以外も正規表現で記載する必要があります。

ステップ 1: /products/index\.html
ステップ 2: ^/products/(shoes|shirts|hats)/
ステップ 3: /cart/checkout\.php
目標 URL : /cart/thankyou\.html

上記の『 | 』は代替を意味する正規表現で OR として働きます。『 ^ 』は前方一致として処理を行うための正規表現です。『 ( ) 』は括られた正規表現を1 つのアイテムとして扱うための正規表現です。これで 3 つのディレクトリへのアクセスを全てステップ 2 と見なすことができます。


*正規表現の検証方法
正規表現が正しくない場合、トラッキングができませんので、設定する前に正しく機能するかどうか下記の方法で検証されることをお勧めいたします。

- [ 上位のコンテンツ ] レポートの [ URL を検索 ] 機能で検証する方法
作成した正規表現を[ 上位のコンテンツ ] レポートの検索ボックスに入力して[実行]ボタンを押してください。この検索は正規表現に対応しているので、この例の場合、検索結果に /shoes/、/hats/、/shirts/ をディレクトリのファイルが表示されていることから、正しい正規表現であることが確認できました。検索結果に何も表示されない場合は、下記の正規表現チェックツールをご利用下さい。また実際の対象ページにトラッキングコードが設置されているかどうかご確認ください。








- 正規表現確認ツール
下記のページで正規表現が URL にマッチするかどうかを検証できます。正規表現を[ Regular Expression ] のボックスに、対象のURLを [ Input String ] にそれぞれ入力して[Execute]を押してください。マッチしない場合は[ Result ] に No Match と表示されます。

http://urchinexperts.com/tools/regex-tester/


2008年 2月8日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス


Conversion University では、Google Analytics を活用した AdWords の ROI を最適化する方法EC サイト以外での収益価値の算出方法から、 SEO におけるウェブマスター ツールの活用法など、Google のさまざまなサービスを利用したオンライン ビジネスを改善するためのヒントとベストプラクティスをご紹介しています。今回のリニューアルでは、新しい記事の追加や既存記事の更新と合わせて、表示言語を 25 カ国に対応させていただきました。

最新記事 サイト内検索レポートの分析方法 ...
2008年 2月8日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス


Conversion University では、Google Analytics を活用したAdWords の ROI を最適化する方法EC サイト以外での収益価値の算出方法から、SEO におけるウェブマスター ツールの活用法など、Google のさまざまなサービスを利用したオンライン ビジネスを改善するためのヒントとベストプラクティスをご紹介しています。今回のリニューアルでは、新しい記事の追加や既存記事の更新と合わせて、表示言語を 25 カ国に対応させていただきました。

最新記事 サイト内検索レポートの分析方法 (現時点では和訳が完了していません) では、サイトに訪れたユーザーの目的を理解するために必要なデータ分析の手法を解説しています。 今後も新しい記事を掲載していく予定なので、どうぞお楽しみに。

また昨年の 8 月にアメリカで開催された、Conversion University のイベントの模様を収めた動画 (全て英語) を You Tube にアップロードしています。ご興味のある方はこちらも合わせてご覧下さい。